活動報告

消えた年金問題で、遅くまで国会が開かれていました

皆さんこんにちは。
報道でもあったように、先週5月31日木曜日に、国会では社会保険庁解体法案と、消えた年金被害者救済法案が衆議院を深夜までかかって通過しました。もともと、社会保険庁解体法案だけだったのですが、いわゆる「消えた年金」については委員会で1年以上前から民主党議員が追及してきました。やっと報道でも取り上げられはじめ、問題が国民にも認識され始めた途端、政府は秋の国会でやるといっていた方針を急遽変更して、議員立法の形で救済法案なるものを提出し、問題が多いものであるのにも拘らず、わずか1日、しかも4時間という短時間で一括採決に持ち込もうとしたため、野党が反発したのでした。

国会では、野党が不信任案の連発とフィリバスター(長時間演説)によって、審議の長時間化をはかりました。どんなに長引かせても、いざ採決となれば、勿論多勢に無勢、法案が通るのは分かっています。しかし、国のミスを放置して膨らんだ5000万件もの年金不備記録を、社会保険庁解体法案によって、うやむやなまま闇に葬ろうとしたことは、決して見過ごせるものではありません。これは、国による大規模且つ悪質な「振り込め詐欺」です。それを指摘したら、「見に覚えがあったら問い合わせて下さい」と開き直っているのです。

国会では、不信任案が提出されると議案の印刷等で2時間、審議に1時間の合計3時間が費やされます。これがこの日は3本出されたため、それだけで9時間、他の法案の審議もあり、開始予定時刻は13時でしたが、終了したのは日をまたいで翌日午前1時半過ぎでした。

野党は、選挙で負けたときから、その数はもちろん半数以下。与党に属する議員の力も借りられる、一部の対立のない法案しか、独自案を通すことはできません。その代わりに与えられるのは、与党に対して物申す役割です。勿論審議拒否や、長時間化というような手法は積極的にとるべきものではないかもしれません。ただ、このような政府与党による詐欺に類するような乱暴な政策、施策に対しては、このような物理的抵抗によって注目を集めるよう努めることも必要悪であると思います。今回は、この手法によって、良きにつけ悪しきにつけ新聞やニュースに取り上げられ、この問題の大きさについても広く報道されました。
勿論野党であっても、もちろん国のあり方などについての議論を正面から行ないたいと考えていますし、そのことによって報道に取り上げられたいと考えています。報道にしても、ぜひそちらでも積極的に取り上げてほしいものです。私たちも積極的に議論の内容などを広報いたしますので、ぜひ皆さんも、議論の一端を報道や国会のホームページなどでチェックしてみてください。多くの方が見てくれているとなれば、必ずや国会の議論も活性化することでしょう。

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