吉良からのメッセージ

2016年9月16日

代表選挙を終えて

民進党代表選挙の結果、蓮舫新代表が選出されました。
党員・サポーターのみなさん、代表選挙へのご協力、投票、誠にありがとうございました。
私自身は、前回のメールマガジンでお伝えしたように、前原誠司さんに投票しましたが、蓮舫新代表が「民進党は新しく生まれ変わった」という発信と、見放されてしまった民進党への関心と期待を今一度呼び覚ましてくれることを信じたいと思います。

今回の代表選挙は、3人の候補が独自の政策と民進党建直しの熱い思いを語り、論争した実り多き代表選挙だったと思います。

一方、残念だったのは、昨日の代表選挙当日における3候補の演説・訴えです。3人とも目指すべき国家像や政策について訴えず、当日の有権者である衆参国会議員や総支部長に向けて「情」に訴えていたことでした。
選挙戦を通して各候補がその目指すべき国家観、社会観、政策などを見事に訴え、論争していただけに、投票日当日にそれらを強く訴えていなかったことは残念でした。

私が期待したのは、代表選挙の有権者である衆参国会議員や総支部長ではなく、既に投票してくれていた党員・サポーターの方々はもちろん、一般国民に向かって、民進党の代表として、どういう国や社会を創りたいのか、そのためにどのような政策を実現したいのか、について訴えてほしかったのです。
若手の有望株の玉木候補は目玉であり私も基本理念を共有する「こども国債」には一切触れませんでした。昨日の中継ではじめて玉木候補をみた国民も多かったと思います。一般国民に対して堂々と、「こども国債」政策を掲げ、将来世代最優先の政治を訴えてもらいたかったと思います。

昨日の代表選挙が民進党再生の第一歩であり、そのために各代表候補が国民に向かって訴えかける姿勢が必要だったと思います。各候補の理念・政策の訴えを国民が聴いてくれたならば、必ずやそれが民進党再生の第一歩になっていたと思います。それほど3候補の訴えは素晴らしかっただけに、それを昨日国民に訴えかけてほしかったと残念でなりません。

「人への投資が第一」という考え方では一糸乱れなかった民進党が今日から新しく生まれ変わって船出しますので、引き続いてのご支援をお願い申し上げます。

吉良州司