吉良からのメッセージ

2017年10月9日

いよいよ明日から選挙戦です

みなさん、こんにちは
吉良州司です。

明日は総選挙の公示日です。
9月28日の突然の解散からわずか11日。この間だけでも、世論の関心と変遷はめまぐるしいものがありました。

解散直後は、「大儀なき解散」が世論の関心事でした。私自身も安倍総理会見で、解散理由を聞いた時、こんな無茶苦茶なこじつけが許されるのか、と憤りました。
「民主主義の原点でもある選挙が、北朝鮮の脅かしによって左右されるようなことがあってはならず、毅然と対応するため」解散したと。解散による政治空白が、そんな理由で正当化されるはずがありません。北朝鮮からミサイルが飛んできた時にどうやって命を守るのか、その具体的な方法論を全国民に周知徹底させたり、避難訓練をしたりすることのほうが余程大事なことではないでしょうか。

私たちの大分では、昨年の熊本大分地震から始まり、今年も日田地区の豪雨、県南地域の台風により甚大な被害を受けました。この時期の解散よりは、この自然災害からの復旧・復興の方が優先されてしかるべきです。総選挙にかかる700億円の費用は今すぐ復旧・復興に使うべきではないでしょうか。

また、「返済に充てるはずだった消費税収を幼児教育の無償化や子育て支援に振り向ける」ために、国民の信を問いたい」ということも解散理由に挙げられていました。「家庭の経済事情に関係なく、どんなに貧しい家庭に育っても、等しく教育を受ける権利を保障することは国の最大の責務だ」と言い続けてきたのは、私です。民主党、民進党にとっても1丁目一番地の政策です。これをそっくり横取りしておいて、それを総選挙の争点にするというのですから、あきれてものが言えません。

では、何故そこまでこのタイミングでの解散総選挙にこだわったのでしょうか。
それは国民から白紙委任状を取り付けて、安倍さんが好きなようにやりたいからです。安倍政権発足以来、国会は官邸が決めたことをまともな議論もせずに追認するだけの役割におとしめられています。官邸の下請機関になってしまっているのです。国権の最高機関と憲法で位置づけられた国会を甚だしく軽視しています。否、無視しているといっても過言ではありません。国会を無視軽視するということは国民を無視軽視しているということです。

国会を官邸の下請機関のままにしておきたい、国民を官邸の思い通りに従わせる羊のままにしておきたい、そのような政治を続けるために、このタイミングで解散に打って出たのだと思います。

そのような暴走をこれ以上許しておくわけにはいきません。安倍政権に「No!」を突きつけたいと思っている、あらゆる力を結集して打倒安倍政権を果たさなければなりません。
安倍政権打倒で一致結束しようとして大決断した民進党の希望の党への合流でしたが、残念ながら、希望の党の人気に対するうぬぼれによって「排除の論理」を押し出したことにより、みんなが願っていた自民対野党の1対1の構図が壊れつつあります。

私自身も「排除の論理」や一連の合流のやり方について、「ふざけるな!」と叫びたい気持ちで一杯です。希望の党の考え方や政策に違和感を覚える政党や組織のみなさんは、私以上に憤りや怒りを感じていると思います。

しかし、それでも原点に立ち返り、打倒安倍政権のみを目指して戦おうと思っています。

「敵は本能寺にあり、敵は総理官邸にあり」。あらゆる悔しい思いや怒り・憤りを全て飲み込み、安倍総理官邸を攻め落とす』その目的のために先陣を駆けるつもりです。

政党はどこであれ、私は、これまで草の根で私を支え続けてくれたきらきら会のみなさんと、組織を挙げて力強く支えてくれるみなさんとの両輪を軸に、そして影ながらいつも私を見守り応援してくれている良識ある大分市民のみなさんとともに、真に豊かな国づくりのために、そして、打倒安倍政権を果たすために、一緒に戦っていきたいと思っています。

吉良州司は吉良州司であり、これまでみなさんに訴えてきた信念、考え方、政策、そして政治姿勢はいささかも変わることはありません。風に頼ろうとする心根も断じてありません。

民進党を支持する方、自民党支持ながら安倍政権の今のやり方には疑問を持っている方、社民党、共産党、立憲民主党を支持している方、主義主張政策の小異、中異はあるかもしれませんが、打倒安倍政権では大同団結できると信じています。

打倒安倍政権を目指す総力を結集して安倍官邸城を攻め落とそうではありませんか。

吉良州司