吉良からのメッセージ

外務委員会で北方領土関係の質問を行いました

今日、外務委員会で質問に立ちました。時間が35分と短かったこともあり、北方領土問題だけを取り上げました。

質問の趣旨は、北方領土問題の解決(北方4島は日本に帰属することの確認)と、それに続く日ロ平和条約の締結には、安倍総理が提唱した「新しいアプローチ」が「急がば回れ」で、最良の方法であるかもしれない。自分は、このアプローチにつき、以前は「ロシアにいいとこ取りされるだけで、北方領土問題の解決にはならない」と思っていた。しかし、今年の7月5日から10日まで「ビザなし交流」の団員として国後島・択捉島を訪問し、ロシア側はもちろん、元島民1世の方や2世の方々とも交流する中で、考え方が変わり、今はこのアプローチを支持している、と訴えました。

あたらしいアプローチの中心をなすのが、共同経済活動だが、自分が実際に現地を訪れてみて思うことは、民間だけで採算がとれる事業はないか、限られているので、公的支援が必要になる。その際、北方領土は日本の立場として国内なので、ODAでもなく、経済協力でもない。国の公的支援は北方領土を北海道の一部として、国が北海道に財政支援をし、北海道が北方領土に投資をするという形態が望ましい、との持論も展開しました。

また、島民1世の方の深みのある言葉「島は私たちにとっての故郷であると同時に、今は、そこで暮らすロシア人にとっての故郷でもある。自分がかつて故郷の島を追われたつらい経験からロシア人にもそのような辛い思いをさせたくない」を引用して、元島民とその子孫が、現在島に住んでいるロシア人と「よき隣人」として仲良く暮らすことが重要で、間違っても日本への返還後、ロシア人たちを追い出すようなことがあってはならないことも付言しました。

今日の外務委員会は、時期的に北朝鮮の核・ミサイル問題を取り上げるべきだったかもしれませんが、他の質問者がこの問題に集中するだろうと思ったこと、また、今年の自分の経験で最も印象深く、有意義だった国後島・択捉島訪問について、今年のうちに取り上げたかったことが、今日このテーマを選択した理由です。国後島・択捉島訪問の詳細については、8月8日付ブログ <北方領土の国後島・択捉島を訪問して感じたこと>をご参照願います。

吉良州司

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