吉良からのメッセージ

ワールドカップの日本チームの活躍に感激

今、多くの日本人がワールドカップのために寝不足に陥っていることでしょう。私も例外ではありません。夜中まで日本チームを応援しています。コロンビア戦の勝利のあと、セネガル・ポーランド戦を見て、セネガルの強さに圧倒される思いでした。それだけに、何とか引き分けに持ち込めればと思っていたのですが、二度もリードを許しながら見事に追いついて引き分けました。セネガル戦における日本チームの監督采配も、各選手の動きも、リードされても焦らず、自分たちの力を信じて、何とか追いつこうという執念も素晴らしかったと感動しています。
 
私はサッカーのことを深く知っているわけではありませんので、試合を評論するなどは恐れ多いことです。昔の多くの男の子がそうであったように私は野球少年だったので、本当に野球に明け暮れていました。でも、小学校の時は野球ができなくなる冬のシーズンはサッカーに夢中になっていました。ポジションは、今は懐かしき「左インナー」です。今風に言えば、攻撃型の左MFといったところでしょうか。メキシコ・オリンピックで釜本、杉山両選手が活躍していた頃のサッカーの陣形はだいたいW・Mの形でした。フォワードが5人、センターFWと左右のウイングがいて、各々の中間のやや下に左右のインナーがいるという5人の攻撃陣形です。FWとバックスをつなぐ役を担うのが、左右のハーフです(今風ではボランチや守備型MF)。そしてバックスはセンターバック、左右のバックスがいました。攻撃陣はWの形、ハーフ陣とバックス陣でMの形の守備陣形でした。今ワールドカップを戦っている日本チームのフォーメーション(陣形)は4-2-3-1ですが、W・M陣形を今風に表現すれば、3-2-2-3となるでしょうか。インナーは自分でも点を取りにいくのですが、一番の仕事はセンターFWにいい球出しをしてセンターFWが得点することをアシストすることでした。中津の頃は市の大会にも出場していました。また、国会議員になってもサッカー議員連盟に所属し、日韓議員親善試合にも出場しました。この親善試合では、いつものように張り切りすぎて怪我をしてしまったので、それ以降はおとなしくしています。そして今は日本チームの応援だけに力を入れています。滅多なことでは応援している時に怪我はしませんので(笑)。

まあ、昔話はこれくらいにして、日本チームの動きはとにかく素晴らしかったと思います。身長差があれだけありながら、コーナーキックの際にも背の高い相手に仕事をさせなかったし、柴崎を起点に、効果的な縦のロングパスが何度も出ていました。最初の得点劇も柴崎から長友への絶妙のロング縦パスでした。これほどの縦のロングパスを多用し、且つ、効果的であった試合を見たことがありません。乾の最初の同点ゴールは美しかったですね。「美しい」という言葉が一番ぴったりくる素晴らしいゴールでした。残念だったのは柴崎から相手ゴール前に出したクロスが決定的な得点機だったのに大迫が空振りしてしまったことです。気合いが入り過ぎて、「蹴」ろうとしたようですが、あそこは、サイドキック的に当てるだけで十分得点できたと思います。しかし、大迫がすごいのはその後、その失敗を引きずることなく、試合終了までいい動きをし続けたことです。大迫の粘りによって、岡崎がからみ、乾から本田へと繋げての同点ゴールが生まれました。本当に全員がよく走り、最後まで粘り強く攻撃をし、守り抜いたと思います。実に素晴らしい戦いでした。

次のポーランド戦での勝ち点3か1をあげて、是非決勝トーナメントに進んでもらいたいと強く思います。

頑張れ!ニッポン!

吉良州司

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