吉良からのメッセージ

広島カープの優勝を契機に、自分の性分について考える

最近は、何かにつけて数十年前の昔話をすることが多くなっていますが、本ブログでもお付き合いください。

広島カープがセリーグの優勝を果たしました。3年連続の優勝、素晴らしい快挙です。本当におめでとうございます。調査したわけではありませんが、広島カープは財政的に最も貧しいチームではないでしょうか。しかし、貧しくとも、熱烈な広島市民を中心に最近はカープ女子が躍動する最も暖かく、最もまとまりのあるファンに支えられた、素晴らしいチームだと思います。

私は、広島カープのファンではありませんが、広島カープは大好きです。40数年前に、好きだった投手は広島の安仁屋、外木場両投手や大洋ホエールズ(当時)のカミソリ・シュートが武器の平松政司、中日の、喧嘩を売る投球の星野仙一、阪神の、剛速球で三振を奪いまくり、1シーズン401奪三振を達成した江夏豊、魔法のようなフォークボールでカウントも取り、三振も取る村山投手などが特に好きでした。何故か。

それは、巨人ジャイアンツ(巨人)を相手に、特に、王、長嶋を相手に決して逃げることなく、常に真正面から向かっていって、次々と三振を取る投手たちだからです。強い巨人を相手に、一歩も引かずに立ち向かう投手が好きで好きでしょうがなかったのです。広島の安仁屋や阪神の江夏は、よく巨人相手に1対0とか、2対1とかで完投しながら敗けていました。100数十球投げた内の、少し甘く入った1球を王にホームランされ、涙を飲むなどという試合がよくありました。

私はV9を達成した当時の巨人選手の一人一人は大好きでした。1番のレフト高田(またはセンターの柴田)、2番のセカンド土井(または高田)、3番のファースト王、4番のサード長嶋、5番のライト末次、6番のショート黒江(または柴田)、7番は土井か黒江か柴田、8番のキャッチャー森、9番は投手、柴田を除くどの選手も大好きでした。巨砲のONだけではなく、高田、土井、黒江、末次など、脇役ながら、きちんと自分の役割を果たし、決して期待を裏切らない、しぶく、カッコイイ選手だったからです。これだけ、高く評価し、好きだった選手が多かった巨人ですが、その巨人が好きではありませんでした。いつも一番だったからです。強すぎるからです。その強すぎる巨人に立ち向かう投手の姿にあこがれ、カッコイイと思っていたのです。

この性分は、私の人生における生き様そのものになっています。国際関係論学科に行くつもりで東大の文科一類に行ったのに、法学部に進学してしまったという一事を除くと、常に、強い相手に立ち向かっていく、という人生を歩んでいます。進学No.1の大分上野が丘高校ではなく、大分舞鶴高校への進学、先に内定をもらった三井物産を断っての日商岩井への就職、米国や英国ではなくブラジルの大学への会社派遣留学、盤石体制の現広瀬大分県知事に向かっていった大分県知事選挙、民主党からの公認要請を断り、敢えて無所属で挑戦した最初の衆議院選挙、自民党相手に政権を狙う民主党への入党、最近では希望の党の代表選挙での大串候補、国民民主党代表選挙における津村候補への支援、などなど、天邪鬼といえば天邪鬼ですが、ちょっとカッコイイ表現を使えば「反骨」が服を着て歩いているような性分なのです。幼いころからの厳格な父の教えであった「喧嘩をするなら、自分より強い相手とやれ」の精神が、いつのまにか骨身に染みついていたということかもしれません。いつも立ち向かう側にいるので、表層的にはいろんな意味で、恵まれない、報われないことが多々あります。しかし、心の中は、強い相手に立ち向かっている時が一番元気なのです。

こういう性分なので、ファンではないけれども、広島カープの優勝をとてもとても喜んでいます。

最後に、私は阪神ファンです。数十年前は熱烈な阪神ファンでしたが、最近はかろうじてファンであり続けている程度の気持ちのこもっていないファンです。「ここ一番というときに必ず負けて期待を裏切る」という意味で、必ず期待に応えてくれる阪神ですが、民主党や国民民主党が阪神に重ならないように頑張らないといけないと思っています。

頑張れ!広島カープ! 頑張れ!阪神タイガース!

吉良州司

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