小沢代表のメディア「行脚」

みなさんこんにちは。

先週来3日のTBS、6日のフジテレビ、NHKと、小沢一郎代表がテレビ番組にハシゴ出演しました。これまでメディアへの露出が少なかったために、記者会見以外の生でのやり取りを見るのは久しぶりだったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

報道の露出度もさることながら、日銀総裁人事、道路特定財源などについてこれまでは政府与党、福田総理の側からの政策提示が主にあり、民主党はそれらについての問題点を明らかにしてゆくというパターンが繰り返されていたように思います。予算委員会、国土交通委員会などで、各委員がそれぞれに冬柴国交大臣などと議論をしていくうちに、官僚による無駄遣いなどの不適切な使途が明るみに出てきました。これまでも、総理などの投げかけに対して鳩山幹事長や菅代表代行による意見表明もしばしば行われてきましたが、やはり代表者たる小沢代表が実際に意見を表明するとなると、その重みはまったく違います。

昨年の参院選以来、国会、そして野党民主党には、良い意味でも悪い意味でもかつてないほどの関心が集まっていました。これはひとえに国会の「ねじれ」が原因であり、野党の言い分も与党として無碍にあしらうだけでは国会運営ができなくなったことが原因だと思います。これまでは、極論すれば「形式的に」行われてきた与野党のやり取りですが、政策に大きな影響をもつようになっただけでなく、場合によっては(日銀総裁人事のように)野党の言い分がそのまま実現することも起きてくるようになったということは、きわめて重大な変化です。これは、メディアなどでもしばしば指摘されているように、民主党が責任政党として国政の一端を担うようになったということであると思います。

これからは、代表にももっとメディアに露出していただいて、願わくば「民主党ならばこういう政権運営をする」、「民主党ならばこういう国を創る」というビジョンの提示もおこなってゆけば、広く国民に受け入れられる政党になっていくと思います。いよいよ9日水曜日には今国会初めてとなる党首討論も行われます。ここで、国のあり方を示し、一挙に大攻勢をかけて頂きたいものです。