内閣委員会で質問に立ちました!

みなさんこんにちは。

先週3月21日、吉良州司は内閣委員会で質問に立ちました。2月の予算委員会に続き、今回もテーマは「入札改革」と、昨今急激な変化を見せている「経済状況への対策」についての2つをとり挙げました。

経済状況についての質問では、大田弘子経済財政政策担当大臣に対して、急激な円高、株安、原油高が日本経済に及ぼす影響について内閣の対応を問いました。サブプライムローン問題で日本にどのような影響があるのかつぶさに点検しているという趣旨の答弁でしたが、たとえ問題の震源地がアメリカであるとしても、本来、日本も早急に独自の防衛対応をすべきです。アメリカ国内の問題を日本が独自に完全解決することができないのは当然ですが、今の日本は、アメリカが利下げをしたような、何らかの独自の対応策をとるような政策的な余地がなく、何の対応策をとることもできずに、ただただアメリカの影響を受け続けるだけの状態になっています。
また、取りえる政策の選択の余地がないということは、詰まるところ大きく膨らんで手をつけがたい状態になってしまった国債残高の影響も大きいという指摘もしました。その国債残高の問題ついては、まだプライマリーバランスの「均衡」までしか言及ができないところが現在の政府の限界なのかもしれません。

内閣委員会質問1.jpg
内閣委員会で町村官房長官、大田経済財政政策担当大臣に質問をする様子

入札改革の必要性を訴えた質問では、町村信孝官房長官(内閣官房では「公共調達の適正化に関する関係省庁連絡会議」という名前の公共事業での入札に関する会議を主催しています)に対して、単に公共事業の乱発を改めることに留まらず、公共事業の事業コストを引き下げ、必要なものを安く造るという発想を持つべきだという提言を行いました。前回予算委員会でも主張したように、現在の議論(特に道路を巡る議論)は、本当に必要なものは何かという必要な事業の「厳選」までで終わってしまっています。その厳選したものを安く造る発想は、本来当たり前のことですが、やはり民間独特の発想なのでしょうか。
町村官房長官からは、その趣旨に概ね賛成する旨の答弁がありました。これから必要に応じて、内閣委員会にこだわらず国土交通委員会などでも積極的に議論していきたいと考えています。

内閣委員会質問2.jpg
内閣委員会での発言の様子

今回は30分という大変短い時間の中での質問となったため、両方のテーマともに導入部分の話だけになってしまいました。今後は、委員会の枠にこだわらず他の委員会などにも出席し、具体的な提案を行って掘り下げていきたいと考えています。
常々野党でも、必要なことは閣内、与党内に理解者を得て、国民の利益とすべく必要な政策を「実現」させることだと思います。これからも、野党議員にありがちな批判一辺倒の質問ではなく、問題の改善のための「提案」を極力行い、それを「実現」させ、「吉良カラー」を出していきたいと思います。