吹き始めた風

皆さんこんにちは。

朝夕はだいぶ穏やかな季節になってきました。週末にはリーマンブラザーズが民事再生法の適用を受け、日本でも株式市場関係者に大変な衝撃を与えています。負債総額はアメリカ史上最大で、日本円にして64兆円にのぼるという巨大な倒産となりました。また、そんな動きの中で、Bank of AMERICAは、メリルリンチを買収しましたし、AIGは政府当局に約4兆円のつなぎ融資を申し出たようです。世界有数のメガ金融機関が、今まさに存亡をかけてダイナミックな動きを見せています。これらの動きを捉えて、かつての1990年代の日本の金融恐慌の再来かという識者もいるようです。今日も官邸では金融関係の閣僚会議が開かれたようですが、昨日のうちに中央銀行などが緊急対応を決めていた欧米に比べて出遅れ感は否めません。ここにきて、福田総理の辞任表明に伴う政治空白が経済に大きな影を落としているといっても過言ではないでしょう。オバマ氏とマケイン氏が、党派政策は違っても、強い危機感をもってコメントをしたアメリカの政治に比べて、不意に総理大臣が政権を投げ出して政治空白を作り、これだけ世界的に大きな衝撃が駆け巡っているときに、5人の総裁候補からはほとんどこの件についてのコメントが聞かれず、今の日本の「政権与党」の体たらく、無責任さを如実に表しているのではないでしょうか。

さて、そんな中、民主党の第一次公認候補187名が発表され、吉良州司も公認を得ました。この中で最も注目されたのは、一次公認に小沢代表の名前がなく、自ら地元以外の選挙区での出馬を模索する動きもでています。不退転の決意で、自ら敵陣に討って出るという強い決意でした。さらに、この週末には長崎や愛媛などの空白区で立候補が取りざたされる人の名前が報道されたり、今日も小沢代表が国民新党の綿貫代表と政策協議をしたりと、解散総選挙へ向けて体制を整える動きが一挙に出てきました。

永田町の選挙の風は、次第に強まり、暴風になりつつあります。吉良事務所としても鋭意選挙に向けて準備を進め、来るべき選挙に向けて万全の体制で臨みたいと思います。

民主党公認候補一覧