大分での支援者の集まり

今回のBlogでは、先週末の大分での支援者の集まりで、州司さんと紹介者との懇談の一端を紹介します。

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(参加者)政権交代は何で必要なのか?

(吉良州司)戦後60年の中で特に平成に入るくらいから、物凄く大きな変化が起こった。しかし、その変化に対して自民党は対応できていないから。

日本は戦中、戦後、物がなくひもじい思いをした。そんな中、国民の共通の思いはひもじい思いはしたくない、子供にだけは教育を受けさせたいという全体的に豊かになるというのが願いだった。実際、S30年代くらいまでが、戦後復興で、30年代半ばから始まった高度成長を経て、だんだん豊かになった。昭和の終わりくらいには、戦後に描いた豊かになるということは、ある程度達成できるようになった。ひもじい思いはしない、教育も受けさせることが出来るようになった。気がついてみると、日本全体で見るとGDP西側第二位という地位を獲得した。

戦後の目標は一言で言えば「先進国になる」。この事に意見の違いはないが、実際に豊かになり先進国になると、衣食住が足りて、「自分はこういう人生を送りたい」「給料が高い方がいい、やりたいことをすき放題やりたい」とか、価値観が多様化してきた。価値観の多様化で意識も変わった。人口構成が変化した。東西冷戦の終焉。グローバル化。これが先進国になった日本の姿。

政治は、先進国に見合った仕組みとか国の運営方法に変えていかなければならなかった。自民党は、かつての「豊かになる」という目標は達成・成功した。この成功体験があるため、なかなか環境が変化していても変えられない。自民党は自分自身を変えられない。成功体験にしがみつき、現状に合わない施策を行い、結果として税金を無駄遣いしている。

税金の無駄遣いのもう一つの理由がある。自民党はある時期から 国民のために税金を使う、予算配分をすることをしなくなった。選挙の時に人を出して、あるいはお金を出して応援してくれる、票を出して自民の議員を当選させてくれる=自民党の政権を維持させてくれる業界・会社・団体に対して恩返しをする、そのために予算を使うという政党になっている。

その結果、本当に必要な地域・分野・ヒト対して必要な予算を配分出来ない。税金を投じることが出来ない。この状況は変えなければならない。自民党が自らこの状況を変えることが出来ないのであれば、我々民主が取って代わり政権を担う決意である。

本当に国民一人一人の政治、生活者の視点に立った政治を実現するためには、選挙に関しても一人ひとりから応援してもらう、草の根のスタイルの選挙が必要。それで選ばれた政治家こそがどこに気兼ねすることなく、一人一人のために政治を行えるというのが私の考えであり、この考えは政治を志した時から貫いている。