岡田副代表 大分県内視察

前回のBlogの続編です。先月21日、22日と岡田克也民主党副代表が大分県に来訪しました。初日は、大分県民主党県連の10周年記念行事にてご講演を頂き、翌日は、大分県内の視察を行いました。州司さんもその視察に同行しましたのでその様子をご紹介致します。

22日の朝8時に岡田副代表の宿泊ホテルを出発し、最初の目的地であるコロニー久住(大分県竹田市久住町)に到着。久住高原は、九州の中央に位置する標高600メートルの雄大な自然があふれる高原地帯にあります。コロニー久住とは、その久住高原で知的障害者が農業を通じて働き、社会的自立を目指す授産施設です。

こちらの施設では外からの観光客を呼び込むようなレストランや温泉も併設されており、そこで障害者の方が接客だけではなくて、農作業も行い、外部にも出荷しています。
コロニー久住では、施設で実際に働いている障害者の皆さんの仕事を見学させて頂きました。

コロニー久住の釘宮氏から説明を受ける様子。
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施設で働く障害者の皆さんと一緒に撮影。
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コロニー久住を10時過ぎに出発し、次の目的地の木の花ガルテン(大分県日田市大山町)へ。木の花ガルテンとは、大山町で採れた有機農作物や加工品の直売所と、その農作物を食材として使うレストランが併設された施設です。そこではその時季に採れた旬の有機野菜や山菜を使った料理がバイキング方式で食べられます。

この大山町は政府が米増産を推進していた1961年から、山間地の地理的特性を生かして、作業負担が少なく、収益性が高い栗や梅栽培を推進していました。「梅栗を植えてハワイに行こう!」で知られるユニークなキャッチフレーズのこの運動は、農家の収益を向上させました。加えてこの運動は、その後の有名な大分県の一村一品運動の原点としても知られています。

直売店では採れたての野菜から、ジャムやパンや梅干などが売っていました。下の写真はとても美味しそうな大山産のジャムと有機野菜を早速購入する州司さんです。この直売所では、福岡や北九州から一時間以上かけて訪れる多くのお客さんで賑わっていて、岡田副代表を見ると写メなどで一緒に写真をと撮影する方々が大勢いました。
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その後、バイキング食堂へ移動。その時季に採れた旬の野菜や山菜を使った料理が毎日 70~80種類も並びます。
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食事をしながら、大山町の取り組みや木の花ガルテンについて、関係者の皆さんの話を聞きました。驚いたことに、岡田副代表の隣に座っていた方はエノキダケを作っていて、年間売上が約2000万。その隣の方は家族で梅(梅干用の梅)を作っていて、その年間売上げ3000万円。所得にして1000万円を超える人がゴロゴロいる。狭い農地で工夫して高い売上と高収益を上げている。独自の取り組みは、直売や直営レストランなどにより、流通の中抜きを行い利益を上げている。岡田副代表が「成功の秘訣は何ですか」とお聞きしたところ、「農林水産省と違うことをやることです」と言われたことが印象的でした。

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食事の後、大山農協の皆さんと写真撮影を行い、この後岡田副代表は車で福岡県入りするため、こちらにてお別れしました。
最後になりますが、この日の視察のために準備して下さいました、コロニー久住のスタッフの皆さん、大山町農協の皆さん、本当にありがとうございました。