3重苦の南米出張
1月18日~26日までの9日間、政務官・吉良州司は政府特使としてボリビア大統領就任式出席など南米出張に行って参りました。今回の出張も相当ハードなスケジュールだったことに加え、今回の出張のメインであるボリビア大統領就任式への出席のために滞在しましたボリビア首都のラバスは、空港が標高4000mの市内も標高3600mと酸素が平地の2/3しかないような場所です。加えて、南半球のため季節は日本と間逆の夏。南米二カ国出張に何故9日間もかかるのだとご指摘を受けそうですが、なにせ、東京からの直行便はなく、一度米国まで飛び、時には二度、三度飛行機を乗り継いで現地入りするという場所です。今回の出張では恐らく9日間のうちの約半分くらいが飛行機などによる移動時間という出張でした。出張の内容に関しては後日お伝えするとしまして、今回は出張スケジュールをご紹介致します。
日本政府の特使として新大統領に表敬訪問を行った直後、地元メディアに囲まれ取材を受ける政務官・吉良州司
モラレス大統領就任式典にて
大統領を表敬訪問
1月18日(月)
17:15 成田発(所要時間9時間5分)
10:05 ロサンジェルス着
12:30 ロサンジェルス発(所要時間12時間15分)
(機内泊)
1月19日(火)
6:45 サンパウロ着
8:25 サンパウロ発(所要時間1時間47分)
10:12 ブラジリア着
午後 ゲーハ文官府副大臣との会談
パッソス運輸大臣代行との会談
(サンパウロ泊)
1月20日(水)
午前中 アレンカール副大統領との会談
ジャグアリーベ外務省副次官主催昼食会
午後 その他面談複数
イイホシ拍日国会議員連盟会長等との夕食
(サンパウロ泊)
1月21日(木)
11:30 ブラジリア発(所要時間1時間35分)
13:25 サンパウロ着
17:00 サンパウロ発(所要時間2時間45分)
17:48 サンタクルス着
19:00 サンタクルス発(所要時間1時間)
20:00 ラバス着
(ラバス泊)
1月22日(金)
午前中 チョケワンカ外相との会談
大統領就任式典出席
モラレス大統領主催昼食会
JICA専門家・協力隊員との懇談
(ラバス泊)
1月23日(土)
午前中 モラレス大統領表敬訪問
午後 キンタナ前大統領府大臣との会談
ゴメス鉱山冶金大臣との会談
在留日本人・日系人との懇談
(ラバス泊)
1月24日(日)
7:55 アバス発(所要時間9時間10分)
16:05 マイアミ着
(マイアミ泊)
1月25日(月)
6:20 マイアミ発(所要時間3時間15分)
8:35 ダラス着
10:10 ダラス発(所要時間13時間25分)
1月26日(火)
14:35 成田着
因みに今回の総飛行時間は計算すると55時間となります。搭乗待ち時間や乗り継ぎ時間を含めるとさらに膨大となります。帰国後、やはり時差ボケがひどいようで昼間でも少し頭がボートすると言っておりました。ただ長い移動時間や、季節が真夏でかつ4000mの高地に行っても、吉良本人は高山病には全くかからなかったようですが、帰国後すぐに外務省の日程が通常通り入り、いつもと全く変わらない日程をこなしております。徐々に体調も回復しつつありますが、皆さんどうぞ暖かい目で見守って下さい。
最後に題にあります三重苦とは、温度差、時差、標高差の三つの差(苦)をさします。