復興再生議連の設立総会にて吉良州司が民主党の呼びかけ人を代表して挨拶を行いました
5月26日木曜日の午後、超党派で結成された復興再生議連『日本の復興と再生を実現する議員連盟』の設立総会があり吉良州司は民主党の呼びかけ人を代表して挨拶を行いました。
この復興再生議連とは、東日本大震災と福島原発事故という日本の危機的状況がますます深刻化する中、この危機認識を共有する各党の議員が結集し、日本の復興と再生のために実行すべきエネルギー政策、経済政策、政治制度といった政策課題について提言を行い、その実現を政府や各党に求めていく超党派で結成された議連です。
今回の設立総会には、民主・自民・公明の3党から中堅・若手を中心に100人近くの議員が出席し、代理の秘書やマスコミも入れると200人以上が会場に集まり大変熱気あるスタートとなりました。尚、設立総会に参加した議員100人ですが、実際の参加登録議員は3党で150人を超えております。
設立総会では吉良州司が、民主党の呼びかけ人を代表して挨拶を行いました。その際の挨拶をご紹介致します。
こんにちは!
民主党衆議院議員の吉良州司です。
先輩諸兄がおられる中で大変僭越恐縮ながら、民主党呼びかけ人を代表して一言ご挨拶申し上げます。
我が国は、実は震災前から経済の低迷、巨額の借金、少子化・高齢化の進展、また政治的には常態化した衆参ねじれ問題など国難といえる状況にあったと思っております。
そこに1000年に一度という未曽有の大災害が起こり、国家存亡の時といえるような大国難に直面しています。その意味で、我々は今、明治維新前夜、終戦直後と同じ時代に生きているという認識が必要ではないかと思っています。
そんな時代には、国民の心をひとつにし、国を挙げての合意形成、そして何よりも大胆な決断と実行が必要です。しかし、反省をこめて言えば、今の政治はそれができているとは思えません。
その大きな責任は与党である民主党にあると思っています。何故なら、私たち民主党には人材あり、顕在能力、潜在能力あり、また高い志もやる気も使命感もあると信じていますが、何せ政権運営の経験、与党経験がなかったから、乏しかったからだと思っています。
その意味で、この大国難に正面から向き合い、我が国を復興・再生させ、子子孫孫までの繁栄の礎を築いていくためには、政権運営の先輩、与党の先輩である自民党、公明党の豊富な経験と知恵を学ばせて戴きながら、お互い協力し、各々の長所を持ち寄りながら、合意形成し、国家、国民のための重要課題について大胆な決断と実行をしていかねばならないと思っています。
今の状況はちょうど小惑星イトカワから砂を採取してきた衛星はやぶさの様に満身創痍になりながら、 最後は地球に戻ってきて自分の身は燃え尽きながらきちっとカプセルを地球に落とし、目的を果たしました。 我々政治家もあのはやぶさの様に、自分の身は燃え尽きようとも日本の歴史に対して将来世代に対して責任を果たしていかなければならないと考えています。
この復興・再生議連が、その合意形成の中核となり、また、重要政策の発信源となることを祈念しつつ、そしてあらためて自民党、公明党の先生方のご指導とご協力をお願いし、民主党呼びかけ人を代表しての挨拶とします。
ありがとうございました。
この復興再生議連は、復興再生に向けて政策を超党派でまとめ政府や与野党に対して提言を行い、その実現を迫っていく政策中心の議員連盟となります。翌日の新聞記事やテレビで大きく扱われましたが、是非皆さま、今後この復興再生議連にご注目頂けます様宜しくお願い致します。