「今こそ憲法論議を!」

5月も半ばに入り、日差しの強い日が続き、夏の気配を感じるようになりましたが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

先日、吉良州司は社団法人日本青年会議所大分ブロック協議会主催の「憲法アクションDays」にパネリストとして出席しました。この「憲法アクションDays」は憲法学者、国会議員、また、この国の未来を担う大学生をパネリストに迎え、それぞれの立場から、「私たちの未来と憲法」について思いを語り、皆さんで憲法について考える機会をつくろうという目的で行われました。会場の別府市中央公民館には多くの方々が来場され、とくに若い方の参加が目立ち、憲法に関心を持つ若者がこんなにいるんだと感心いたしました。

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討論会には、学生やJCの代表者二名のほか方、民主党を代表して吉良州司(民主党大分県連代表)、自民党を代表して岩屋毅衆議院議員(自民党大分県連会長)がパネリストとして参加しました。吉良州司は「創憲」の立場で、英語の翻訳ではない、我が国の美しい日本語で一から憲法をつくり直し、日本人のあるべき姿を憲法前文に明記すべきであると主張しました。また、岩屋毅代議士とも、憲法に対する基本的な考え方に大きな差異はなく、安易な対立構造から生まれる表面的な議論に終始しない、一段と深い内容の議論を展開できたように思います。

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パネリストの中には大学生を代表して、立命館アジア太平洋大学の河上祐輔さんが、堂々と憲法に対する自らの考えを述べられていました。ご参加いただいた方からも、「あんなしっかりした考えをもった立派な若者がおるんやったら、安心して日本の将来を任せられる。」と絶賛の声をお聞きしました。憲法に、政治に、関心をもつ多くの若者がいるということに改めて感心させられました。

本ブログを「今こそ憲法論議を!」と題しましたが、憲法学者の池田実先生の基調講演の中で、『この度の東日本大震災のような未曾有の大災害に直面したとき、憲法に非常事態における条項が存在しない』ということに疑問を投げかけられていましたが、私たちも何かが起こったときに、常にそれが今の憲法で十分に対応できているのかを考え、憲法の問題をもっと身近なものに感じられればと思います。

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最後に、参加された方々のアンケートを見ますと、「今回の講演会に出席して憲法についてより真剣にもっと真剣に考えて行かなければならないと思った」や「これまで自国の憲法について意識をしてこなかった。もっと勉強をしたい」といった意見が多く、皆さんこの度の講演会で憲法について考えるいい機会になったと思って頂いた様です。加えて、「パネリストの両代議士(岩屋毅代議士・吉良州司)とも憂国の志を見ることが出来る素晴らしい政治家であると感じた」など、聞きに来られた方々からも与野党なく憲法問題について忌憚のない議論をする岩屋毅代議士、吉良州司に対して素晴らしかったというご意見を多数頂きました。