吉良州司が豪雨被害地を緊急視察いたしました。

7月7日(土)、民主党大分県連代表である吉良は、県連役員とともに、3日(火)に記録的な大雨で被災した地域を視察し、被災された方々へのお見舞いと被災地域の状況把握に努めました。

当日は、早朝の便にて帰郷し大分空港から直接日田市を訪れ、市役所内に設置された災害対策本部にて桑野総務部長から入念な説明をお聞きいたしました。その後、被災地に赴きその惨状を目の当たりにするにつれ、想像以上の被害に言葉を失いました。

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 花月川の決壊状況と被災家屋の現場においては、原田啓介災害対策本部長(日田市長)から、さらに詳細の被災状況の説明を受けました。
説明の中で原田市長から、「今回の被災について、国において特段のご配慮を戴きたい」との強い要望を受け、吉良州司は、「中川防災担当大臣及び後藤内閣府(防災担当)副大臣には、被災地のこの甚大な被災状況について当然のこととして、直接、既に伝えてある。その上で、我々のこの調査の結果についても、改めてお伝えするとともに、正確な被害の情況が明らかになった段階で、激甚災害としての国の対応を強く求める。」と応えました。

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 その後、同じく被害の大きい中津市へ移動。日田市から中津市に及ぶ国道212号線に並行して流れる山国川沿いでは、蛇行する河川に一時期に大量の雨水があふれ、農産物加工場が施設ごと濁流に飲み込まれるという惨事となっていました。その上、一人が未だ行方不明であることが報告されました。
また、農産品加工場の隣で長年製材業を営んでこられたAさんからもお話を伺いました。Aさんは先祖伝来の(地域では数少ない)製材工場を営んでおりましたが、その工場も濁流にのまれ跡形なく壊滅しており、これからの工場再建を含め、行く末に大きな不安を抱えておられました。この工場に隣接するBさんのご自宅では、一階の室内蛍光灯に届く高さまで河川の氾濫に伴う雨水が襲い、「これからの住まいの心配も絶えない」とのお話も伺いました。

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 さらに、この後訪れた下郷地域や耶馬溪地域でも、床上浸水の家屋の片づけ作業が、地域住民やボランティアの協力も得て行われていました。
そうした方々から、調査に訪れた吉良に対し、あまりに甚大な被害で遭ったため、自らが復旧・復興を図ることが困難であり、口々に国や県からも力添えを頂きたいとの要望もお聞きしました。
この後、本耶馬渓支所において、植山支所長と面談し、更なる被害状況の確認を行いました。その結果、山国川に接するほとんどの地域で被害をこうむっている状況を把握しました。

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今回の調査状況を見るにつれ、改めて豪雨被害の甚大さを痛感いたしました。被災地域が求める復旧・復興対策について一日も早い取り組みがなされるよう、今後も国や県に対し対応を求めるとともに、復旧・復興に全力を尽くして参ります。