吉良州司より新年のご挨拶
| (編集部より)2007年の参議員選挙と2009年の総選挙、政権交代という激動期の始まりです。吉良州司にとってもまさに‘猪突猛進’たる1年となりました。 |
皆さんお元気ですか。新年あけましておめでとうございます。
それぞれに希望を抱いて迎えられた本年が、皆様にとって良い年でありますよう、年頭にあたり祈念申し上げます。
昨年は、私の政治活動にとって思い出に残る年となりました。国政においては、政権与党の自民党と最大野党である民主党のトップ交代、とりわけ総理の交代を初めて経験した年でありました。また、民主党県連代表として、全国に先駆け地方版ローカルマニュフェスト「大分コントラクト」を、多くの県民の皆様の声とスタッフの懸命な努力によって創り上げることが出来ましたし、何といっても、政治の道へと踏み出した前回の大分県知事選挙の際の恩義を決して忘れてはならない、また、決して初心を忘れてはならない、そして何よりも、その恩義に対する感謝の念を広く、深くお伝えしようと本にまとめ、「選挙革命 -われらかく闘えり-マンモスに立ち向かった草の根の戦い」として出版出来た感慨深い年でした。
しかしながら、国政において、昨年2月の偽装メール問題や年末の臨時国会での審議拒否といった民主党の採った手法等によって、民主党に対する国民の皆様の期待を裏切る結果になってしまったことに、心からお詫びせねばなりません。
特に臨時国会での議会欠席・審議拒否につきましては、私は、審議を尽くすという国会の本旨に則り、採決まで徹底的に出席、質疑を尽くすべきであると党内で声高に発言をしてまいりましたが、残念ながらその意見は通らず、内心忸怩たる思いを抱きながらも党の決定には従わざるをえませんでした。これまで多くの皆様に、政権担当能力のある政党として政権交代を訴えてまいりましたが、その志に疑念を持たれかねないような行動は、今後厳に謹み、あくまで正攻法による国会運営を、同じ考えを持つ仲間とともに党内で訴えてまいりますので、皆様のご理解をお願い申し上げる次第でございます。 唯一、前国会で救いがあったのは、防衛庁の省昇格法案についての賛成でした。与党であろうと野党であろうと、政権交代可能な二大政党で政治が行われる国においては、外交安全保障についての差異はほとんどなくてもいいと私は考えています。そんな中、北朝鮮のミサイルや核、そして拉致の問題など日本を取り巻くさまざまな軍事情勢に対して、我が国の国民をいかにして守るか。専守防衛を旨としつつも国民を守るという日本の毅然とした姿勢を示すことができたのは二大政党政治への布石ともいえる大きな成果であったと思っています。
さて、いよいよ今年は、統一地方選挙・参院議員選挙と、この国の将来を左右する重要な選挙が続きます。これら選挙の対立軸を、先にも述べました与野党の政策に差はなくてもよい外交や安全保障などとするのではなく、内政において、企業、団体、生産者、供給者の視点で行われている自民党政治と、生活者、需要者、個人の視点に立つ民主党政治の違いを鮮明にすることに置き、有権者の皆様にご支持いただける候補者を、責任を持って擁立してまいる考えでございますので、ご理解をいただき、皆様の引き続くご支援ご協力をお願い申し上げる次第でございます。
まだまだこれから寒さが厳しくなりますが、改めまして皆様が今年一年ご健康で幸せでありますようにお祈りし、加えて、民主党が国民の皆様に信頼される政党として政権を担えるよう、本年の参議院選挙を天王山のたたかいと位置づけ、「猪突猛進」することをお誓いし、新年にあたってのご挨拶といたします。
吉良州司