総選挙で倒幕を果たす!

(編集部より)2008年9月24日に発足した麻生内閣は、「選挙管理内閣」とも言われ、各党の代表質問が終わる10月3日の解散を念頭に置いていたとされました。本メルマガはその時点でのものです。しかし、リーマン・ショックに端を発する世界金融危機により、東京株式市場が急落を記録したこともあり、金融危機に対応するためとして、解散は先送りされました。

― 時は今、自民幕府を倒し、民主維新を!

                              (「民主」は「民が主役」の意味)―

政権交代により革命的大改革を成し遂げます!

皆さんこんにちは!

お元気ですか!まずは、長い、長いご無沙汰お許しください。

この間、福田総理の辞任、自民党総裁選挙の実施、三笠フーズ事故米問題、リーマン・ブラザース破綻のブラック・サンデー、その世界各国への瞬時の波及など内外の大きな出来事が起こり、今現在もその影響は拡がり続けています。これらの出来事に対する私の見方、考え方をみなさんにお伝えしなければならなかったのですが、「野党のままでは、対応できることに限りがある、一刻も早く政権を担い、責任ある立場で国民の生活を守り、日本の行く末、進路を判断していきたい」との思いから総選挙に備えた地元活動に

専念しておりました。

来る総選挙は10月26日が投票日となる可能性が極めて高くなってきました。総選挙投票日まで僅か5週間に迫った本日、天下分け目の総選挙に臨む私の想い、決意を文章にしました。少し長い文章ですが、最後まで読んで戴ければ幸いです。

1.徳川幕府と明治維新

260年続いた徳川幕府の時代は、戦乱が絶え間なかった当時の世界にあっては、太平を謳歌し、商業・流通は盛んとなり、識字率は世界一を誇る、(士農工商という身分制度などを除けば、ある意味)安定した社会でした。しかし、黒船の来航に象徴される世界の激動に巻き込まれようとする19世紀後半の日本の舵取りを幕府に任せることはできませんでした。それは徳川幕府が徳川将軍家を守るための体制であり、日本を守る、日本国民を守るという政府ではなかったからです。その危機感が燎原の火の如く拡がり、幕府を倒し、新しい時代を担える政府を創るという(江戸時代から見ればまさに革命ともいえる)明治維新の原動力となりました。

2.今こそ維新の再現を!

時は平成、昭和時代までは日本復興の立役者であった自民党や官僚制は、高度成長期の終焉と低成長経済下での社会の成熟化、東西冷戦の終結、少子高齢化の進行、東南アジアの経済発展、中国・インドの台頭、中東・ロシア・ブラジルなど資源大国の復興、経済の更なるグローバル化など、日本を取り巻く内外の環境が大きく変化する中、国内外の様々な変化に対応できず、今や日本社会・経済を停滞・疲弊させる最大の原因となっています。日本が発展途上国であった時代の国の仕組みで新時代の国や社会を運営していくことに限界が生じているからです。そして、何よりも問題なのは、最近の自民党は「自民党政権を守る」「政権を維持する」こと自体が目的化していることです。

3.膿を出し切り、「新しい時代の政治」の実現を!

実はこの「政権維持が目的化」している傾向は最近のことだけではありません。1993年の新生党、新党さきがけ離脱による自民党分裂以降、自民党は単独では政権を維持・運営できない政党になってしまいました。そのため、自社さ政権、自自連立、自自公連立、自公連立と「政権維持のため」だけに、次から次へと連立相手を組み替えながら、ただひたすら政権を維持することだけを目的とした政治(政治とは言えない「自己防衛」)を行ってきました。

最近は「選挙に強いだろう」という理由だけで、自民党総裁が選出されています。そして、選挙に強いと期待されながら安倍晋三政権は参議院選挙の大敗、福田康夫政権は内閣支持率の低迷により、結局その期待を裏切る形で、政権を投げ出してしまいました。安倍晋三首相も福田康夫首相も国民から選ばれた総理大臣ではありません。国民不在の中、国民のためではなく、自民党を政権党として延命させるだけのために誕生したわけですが、その政権を放り投げるという極めて無責任な総理でした。

それだけに、今国民は「国民不在の政治」を廃し、国民だけに目を向けた政治、そして、内外の様々な環境変化に迅速且つ的確に対応できる「新しい時代の政治」を求めています。これまでの自民党一党政治で積もり積もった膿を出し切ってほしいと願っています。

4.今すぐ税金ムダづかいの一掃を!

天下りの全面禁止、官製談合の根絶、ひも付き補助金の廃止(地方自主財源として、一括交付)、特別会計の原則廃止など、官僚天国を野放しにしたまま政権維持だけを目的とした現政権の、目に余る税金ムダづかいを、今すぐ一掃しなければなりません。同時に、社会保険庁の廃止、「居酒屋タクシー」的体質の根絶、責任の追及と厳格な処分の徹底など、省庁のずさんな体質の改革・改善も待ったなしです。

更には、税金の無駄遣いがなくならないことで、国民の安心に必要な年金・医療への税配分は後回しにされ、結果として年金・医療制度が破綻の危機を迎えています。税金の無駄遣い根絶と平行して今すぐやるべきことは、安心できる年金・医療・介護制度の再設計と実行です。また、安心して働き、家庭を営むことができる雇用環境の整備であり、ライフワーク・バランスを重視する社会の再構築です。日本の復興に大貢献した私たちの大恩人である高齢者の心を踏みにじる後期高齢者医療制度は即時廃止し、国民全員で支えあう医療制度を再構築しなければなりません。

官僚ともたれあう自民党では、官僚天国がもたらす税金の無駄遣い一掃はできません。政権維持だけを目的とする現政権では、既存制度の維持に固執するため、真に安心できる年金・医療制度の再設計はできません。国民不在の自民幕府を倒すことによって、真に豊かな国「新世紀日本」を創りたいと思います。

5.新世紀日本の創造に向けて

新世紀日本は地域が主役の国、生活者が主役の国です。また、社会を家にたとえるならば、1階が「国民みんなで支えあう安心」のフロア、2階は「自助努力によって自分の夢をかなえようとする自己実現」のフロア、「何度でも再挑戦できる活力」のフロアーとなる2階建ての社会です。そして、国民が安心して暮らせ、自分自身の夢や幸せを追い求められる真に豊かな国です。時は今です。自民幕府を倒し、国民のための(「民」が「主役」となる)民主維新を成し遂げ、税金無駄遣いを一掃し、活力ある経済・社会を取り戻し、安心できる社会保障制度を国民の手に取り戻そうではありませんか!何としても政権交代を実現し、みなさんと一緒にそのような真に豊かな国を創りたいと思います。みなさん、お力を貸してください!

-吉良州司-