参院選への想い
| (編集部より)2007年夏に実施された参議院議員選挙大分選挙区では、吉良州司を先頭に民主党大分県連が矢野大和さんを全面的に支援しました。そして、敗れました。その経緯について、第88~89号のメルマガで思いを存分に訴えています。かなりの長文になりますが、2篇を続けてお読みください。その時の「熱」が直に伝わってきます。 |
みなさん こんにちは!吉良州司です!
お変わりなく元気にお過ごしでしょうか。
大変長らくご無沙汰をしてしまったことをお許しください。すでに全国的にも報道がなされご存じの方も多いとは思いますが、今夏の参院選大分選挙区には、国会に議席を持つ与野党主要5党各党から、候補者が擁立される(無所属候補の支援も含む)状態となっています。
私吉良州司や民主党大分県連が全面的な支援を行なっているのは、矢野大和氏です。私は県連代表として参院選に向けての候補者の擁立等に奔走し、今でも週に大分と東京を2、3度往復するような日々が続いていますが、公示予定日まで一ヶ月をきった時点で、やっと戦いの構図が確定したといえそうです。これまで、まさに他党や党本部などとの交渉過程であるがゆえに皆さんにお話できなかった参院選への私の想いや、報道には現れにくい真相部分について、ようやくご報告させていただくことが可能になりました。今号は「参院選への想い」、次号は「真相 参院選候補擁立の舞台裏」と題して、二回にわたってお話してゆきたいと思います。
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「参院選への想い」・・・今次参院選の意義、そして、なぜ矢野大和なのか
【草の根ボランティアは戦国時代の一領具足】
2年前の支援者集会において「私ども(キラキラ会)は、全く組織の体を為していない組織であります。しかし、普段は普通の生活を送っていながら、いざ鎌倉という時には、一人ひとりが各々の立場で吉良さんを支えていく、いわば土佐の一領具足のような組織であります」と挨拶してくれたのは、大分県知事選に出馬以来、キラキラ会代表世話人として私を支え続けて戴いている矢幡一徳先生(教員・校長OB)です。戦国の昔、土佐の長宗我部家を支えた「一領具足」は、普段は農民として田畑を耕していながら、いざ合戦となれば、田んぼの脇においてある鎧と槍を持って走り出して長宗我部家を支えた兵農未分離の地侍です。江戸時代には土佐の「郷士」となるこの長宗我部家の一領具足たちが、後に坂本竜馬や中岡慎太郎を排出するなど幕末の志士として活躍し、明治時代になってからは自由民権運動の中心となって日本の憲政の歴史を創りだしていくのです。私は草の根ボランティアの真髄を言い表した、矢幡先生のこの挨拶が大好きで、折に触れて紹介させてもらっています。
【政治生命を賭けた戦い】
先日、その矢幡先生にお会いした時、「吉良さん、今回の参議院選挙は、吉良さん自身の選挙の時の何倍も力を入れてやりますよ!私の知人という知人全てに矢野大和さんを応援するように頼みますよ!」と真剣な面持ちで話してくれました。さすが矢幡先生、今回の参議院選・大分選挙区の戦いが、日本や大分の政治に及ぼす影響、また私自身の政治生命に及ぼす影響の大きさ、重大さについて、まさに真髄を理解して戴いているありがたい言葉だと思いました。
矢野大和さんを擁して戦う今回の選挙は、大分の新しい歴史を創る戦いであり、私の政治生命を賭けた戦いです。
【何故、矢野大和(やの たいわ)なのか?】
では、何故、矢野大和さんなのかについてお伝えしたいと思います。それは、矢野大和さんがずっと大分の(いい意味での)田舎で頑張ってきた人だからです。今、私たち日本人が失いかけている古きよき時代の、田舎の、故郷のよき人情、風情を題材にして、大分の人はもちろん全国の人々に元気を与え続けている人だからです。党派を越えた幅広い人々に元気と勇気と感銘を与えることができる人だからです。矢野大和さんの話を聴いた全ての人々に生きる喜びを与えることができる人だからです。
このような表現は少し大袈裟に聞こえるかもしれませんが、矢野大和さんの話を直接聴いた人達の共通した感想なのです。私も何度か聴きましたが、腹をかかえて大笑いしながら、一方で感動のあまりそっと涙をぬぐってしまいます。是非、一度矢野大和さんの話を聴いてみてください。ストレスが吹き飛んで、元気をもらえますよ!
【ずっと大分で頑張っている人に光を!】
私や同僚の足立信也参議は、大分で生まれ育ち、高校生までは大分で過ごしましたが、大学以降社会人生活は、首都圏でした。故郷に恩返ししたいとの一念から大分に戻ってきましたが、国政の候補者がいつも東京帰りの人では、「地方が主役の時代」に逆行します。今回は、(次号メルマガでご説明しますが、社民党との協力問題がなければ)矢野大和さんを筆頭に、ずっと地元大分で頑張ってきている人の中から候補者を選ぼうと決めていました。口先だけではなくて、行動で、それもまず国政選挙における候補者選びから「地方が主役」を実践すべきだと考えていました。昨年の大分県版ローカル・マニフェスト作成もそうですが、私たちは一貫して「地方重視」「地方が主役」を実践しています。
【党派を越えた戦い】
矢野大和さんの口演先は、学校、PTAなどの教育関係団体、市役所や役場から依頼される行政関係セミナー、企業の教育・研修・セミナー、人権・福祉関係団体の研修・セミナー、医療・介護関係団体、老人会、婦人会、児童相談員、民生委員など、広範多岐、極めて幅広い分野に亘っていて、まさに全国の、また大分県の老若男女全ての方々が対象で、みなさんから高い評価を受けています。
年間に1000から1200ほどの口演依頼があり、涙を飲んで数百件の依頼を断り、毎年400回ほどの口演を行っています。これらの幅広い方々からの高い認知度と矢野大和さんの誰もが納得のいく政治信条(矢野ホームページwww.yanotaiwa.jp掲載)を考慮すると、矢野大和さんは民主党支持層からは勿論、社民党支持者や、利権とは一線を画した健全な保守層、更には広範な無党派層からも支持を得られる人物です。矢野大和さんであれば、自民対反自民や非自民といった狭小な枠組みの戦いではなく、党派を越えた戦いが
できるのです。日本の古きよき時代の心や人情を取り戻したい、地方や田舎を大事にしたいと思っている人達が党派を超えて「地方が主役の時代」に向けた戦いに結集できると確信できたのです。
【しがらみのない草の根選挙に再挑戦=選挙革命第二弾】
矢野大和さんの話に共鳴感動した方々は、党派を超えて県下全域に広がっていますので、私が理想とし、実践してきた草の根型選挙を展開することができます。実は矢野大和さん自身が私の著書「選挙革命 -マンモスに立ち向かった草の根の闘い-」に感動してくれており、本人が出馬受諾をしてくれた時、(小沢一郎声明が発表される前の段階で)「無所属で出馬し、吉良さんのような、大きな組織に頼らない草の根型選挙で闘いたい」との申し入れがあったのです。生活者優先の政治を実現していく為には、しがらみとは一線を画した草の根選挙で勝ちあがるしか方法はありません。矢野大和さんとともに、選挙革命に再挑戦したいと思っています。
【笑って元気な大分、日本を!】
現在の日本の政治に課せられた最大の課題は、「国全体を覆う不安を取り除き、国民一人ひとりがささやかでも幸せを感じ、ゆっくりとくつろげる場所があり、笑って元気なごく当たり前の生活が送れる社会へと、この国を根底から創り変えること」だと思います。日本のふるさとに残る古きよき日本の心を取り戻し、誰もが安心して暮らせる国、みんなが笑って元気でいられる日本を創っていこうではありませんか。地方の元気が国全体の元気です。ふるさとの暖かい心と人情を国政へ。暖かい人情、小さな幸せや笑いに満ち溢れた「幸せ一杯の元気な日本」を矢野大和さんと一緒に創っていこうではありませんか!
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以上、今回は私の参院選への想いをお送りしました。
次号は、社民党や党本部との交渉過程などについて「真相 参院選候補擁立の舞台裏」を近日中にお送りいたします。
どうぞ、ご期待ください!
吉良州司