党大会で小沢代表が再選されました!
みなさんこんにちは。
今日は昨日21日に行われた民主党臨時党大会の様子をお伝えしたいと思います。
この臨時党大会は小沢代表の無投票3選を正式に承認するための臨時党大会でありましたが、さながら総選挙直前の決起大会のような雰囲気を呈していました。現職国会議員、公認候補予定者、各県連代表者やオブザーバーも多数出席し、早めに会場入りしても座席を確保できなかったという秘書も多数いました。来賓として、社会民主党、国民新党、新党日本の代表者、連合の会長、そして経済界からは京セラの名誉会長、稲盛和夫氏が来られ、次期総選挙にて政権交代を必ず実現してほしいという強いメッセージを受けました。特に稲盛会長からは、「民主党の政策には財源がないと批判されるが、絶対条件がすべてそろってできるなんてことはない。夢があって思いがあって努力することが必要。ないものをやろうとするのが、新しいことをやる人間の絶対条件だ。我々はこうゆう新しい政策をやるんだ、財源も見いだすと言っていけばいい」と、企業家ならではのフロンティア精神溢れる力強いエールでした。
演説をする小沢一郎 民主党代表
小沢代表は正式に新代表に承認されたあと、約20分間にわたる所信表明演説を行ったのですが、地方行脚が続いた為、小沢代表の声はかすれていて、演説の最初は聞いている私達が少々不安に思いましたが、演説が進むにつれ、かすれた声が逆に力強さ感じ、次期総選挙を自分にとっても「最後の戦い」と位置づけて政治生命を賭けるという力強い決意を述べ、いよいよ“天下取り”に向けて始動した、という印象を受けました。
9月21日の臨時党大会の様子
具体的な演説内容としては、先回の記者会見でも小沢代表が示された9つの基本政策案を基に、今月中に総選挙のマニフェストを取りまとめることを約束しました。以前より指摘されている財源についても、一般会計と特別会計とをあわせた212兆円の約1割に当たる22兆円を、段階的に主要政策を実行する財源に組み替えていくことを示しました。さらに ①21年度予算に盛り込んで直ちに実施するもの ②2年以内に実行するもの ③4年後までに段階的に実行していくもの、と3つに分類した実行手順を明らかにしました。小沢代表は演説の中で囲碁にある「大場」と「急場」という言葉を挙げて、“今日の日本の状況は「大場より急場」、当面の急場を救うことを優先すべきである。国民生活の当面の急場を救うことで、新しい日本という大場を切り開くことができる”と力を込めて語りました。
22日午後には自民党両院議員総会の場にて麻生太郎自民党総裁が誕生しました。今後の自民党役員人事、麻生内閣編成、24日には臨時国会召集とともに内閣総理大臣の指名が行われ、来週から所信表明演説、財政演説そして各党の代表質問、という日程が予定されています。しかし、通常の新総理、新内閣誕生とは違い、国の舵取り、国会運営よりも、総選挙に向けた駆け引きが繰り広げられることでしょう。