2010.02.22
国会活動
鳩山内閣発足後初めての党首討論
今週は、鳩山内閣発足後初めての党首討論が行われました。
持ち時間は自民党の谷垣禎一総裁が35分の公明党の山口那津男代表が10分でしたが、
残念なことに、その時間のほとんどが「政治とカネ」の追求にあてられ、これからの日本をどうするのか?などの政策論争が殆どなされませんでした。
自民党与党時代における国会審議では度々野党・民主党が自民の「政治とカネ」問題を追求しました。自民党からは「これは本来政策論争の場」「民主は野党的な追求しか出来ない」と民主を批判しておりましたが、今回の討論はそのまさに自民が野党となり最初の党首討論であったはずです。
本来は日本の与野党の党首が互いの政策をぶつけ合い、この国の未来を語る場であったはずではないでしょうか。民主党の政策を批判し、対案を出すことで責任ある野党として、結果として互いの政策をブラッシュアップしていく。
政策だけでなかったとしても、例えば今週、トヨタがリコール問題のため社長が米国公聴会に呼ばれることになりましたが、日本を代表する企業であるトヨタの社長が米国公聴会に呼ばれているにも関わらず、党首討論でも少しもその件に関して触れるところがありませんでした。
「政治とカネ」問題は全容を解明しなければならないことは明白ですが、その場として党首討論があてられることは本当に残念でなりません。