豪雨に見舞われた竹田市を訪れ被害状況の調査を行いました。

はじめに今回の一連の豪雨災害により被災された方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。

活発な梅雨前線の影響により大分県内各地で豪雨による被害が相次いでいる中、14日午前、吉良州司は早朝6:40羽田発の飛行機で大分に戻り、その足で県連役員とともに、豪雨に見舞われた竹田市を訪れ被害状況の調査を行いました。

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3日の豪雨により県北西部を中心に多大な被害が出たばかりの県内ですが、12日未明、県内の豊肥地区を豪雨が襲いました。竹田市では市中心部を流れる玉来川が氾濫し、県は12日午前7時50分竹田市からの派遣要請を受け自衛隊へ出動を要請しました。また、竹田市中心部の6598世帯1万4599人、豊後大野市三重、千歳両町で145世帯425人に避難指示を出しました。同日正午には竹田市に災害救助法が適用されました。

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こうした中、14日、政府からはいち早く中川正春防災担当大臣が関係省庁職員と竹田市を訪れました。また、同じく民主党本部から樽床伸二幹事長代行(防災対策担当)も竹田市入りし、役所内会議室にて首藤勝次竹田市長から被害報告を受け、復旧・復興に向けた政府の取り組みについても説明を行いました。

会議に同席していた吉良州司は中川大臣に対し「こうした非常事態、大規模災害時には、復旧・復興の為のあらゆる取り組みを行う必要がある。政府は“法と金は後から付いてくる”くらいの気持ちで、災害からの復旧・復興に取り組む現場へ万全の後押しをしていただきたい。」との強い要望を行ないました。

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その後、依然として降り続く雨の中、竹田市拝田原地区の被害現場を訪れました。濁流が押し寄せた名残で河川一杯に流木が重なる様子や、川べりで浸水被害を受けた屋内には、1mを越える高さまで水が押し寄せた跡がくっきりと残り、被害の深刻さを浮き彫りにしていました。被害地域の至るところで、泥をかき出したり、漂着した浮遊物を撤去したりと懸命に復旧作業を続ける姿を見るにつれ、国・県を含めた更なる支援の必要性を痛感いたしました。

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竹田市の被害調査を行っている最中に、再び日田市・中津市での豪雨被害の情報が入りました。50年100年に一度と言われる豪雨が10日間の内に二度三度と訪れる厳しい環境におかれている同地域において被災された皆さんの事を考えると言葉もありません。
日田市・中津市・竹田市はもとより、被災された全ての地域で一刻も早く、安心していつも通りの生活に戻れるよう復旧・復興に全力を尽くして参ります。