吉良からのメッセージ

米国大統領選挙 米国民の良識を信じたい

今日のメッセージは私にしては短い内容です。

日本時間11月3日夜から米国大統領選挙の投票が始まりましたが、ひたすらトランプ大統領の再選がないことを祈るばかりです。
米国民は理想と現実(本音)とのバランスの狭間で葛藤を続けながらも、トランプ政権誕生までは、何とか理想に近い良識ある言動を取ろうとしてきました。自分たちのつくった国が自由で豊かな民主主義国家であることを誇らしく思うからこそ、おせっかいにもその米国流の生活や民主主義をはじめとする価値観を世界に広めようとしてきました。政治的、経済的、軍事的、ソフトパワー的な力の総合である国力に加え、その誇りと良識があるからこそ、アフガニスタン戦争やイラク戦争やなど多くの間違いを起こしながらも、何とか世界のリーダーであり続けてきました。

しかし、4年前に世界でもっとも非良識な人間であるトランプを大統領に選んだことで、米国民の良識が音を立てて壊れています。4年前はサプライズでトランプを大統領にしたことは、100歩も1万歩も譲って許容せざるをえませんが、こんな非良識な男を再び大統領に選んだなら、米国は終わりです。世界各国、世界の人々からの信頼を取り戻すには数十年、いや100年単位の時が必要になるでしょう。

世界にもたらす混乱、日本や東アジアに及ぼすマイナスの影響も甚大です。「民主主義」と「資本主義」は今、その限界を迎えつつあり、歴史的な転換点に差し掛かっていると思っています。トランプが再選したならば、それは民主主義の限界と敗北を意味し、世界のあちらこちらで台頭しつつある独裁国家や抑圧的国家を勢いづかせることになります。

米国民がまだ持ち続けている良識を投票で示してもらいたいと思います。

尚、4年前にトランプ大統領が当選した際に、共和党と民主党の源流について、移民史から紐解いて解説した広報誌15号の特集が好評でしたので、興味を持って戴ける方はこちらをご参照ください

吉良州司

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