吉良からのメッセージ

ラグビーワールドカップ 日本頑張れ

明日はいよいよラグビーワールドカップの決勝トーナメント準々決勝日本対南アフリカ戦です。

私は9月20日の開幕戦の日本対ロシア戦、地元大分の開幕戦となったニュージランド対カナダ戦を見に行きましたし、アイルランド戦、サモア戦、スコットランド戦もテレビに食い入るように見ながら日本チームを熱烈に応援しました。

実際に会場に足を運んで、何よりも嬉しかったことは、観客のマナーのよさです。相手国チーム選手の紹介時や出場時には会場全体が大きな割れんばかりの拍手を送る、相手国国歌が流れる時はみんな起立して厳粛に国歌を聴き、終わると盛大な拍手を送る、ノーサイドになってからも相手国選手を称えながら惜しみない、鳴りやまぬ拍手を送る。このような光景を目にすると、開催国として、少し誇らしい気持ちになり、何よりも、相手国選手やその応援に来日した外国のみなさんを日本らしく「おもてなし」できている、という感動を覚えます。紳士のスポーツ「ラグビー」ならではの、マナーと配慮の行き届いた日本人を中心とした観客の対応に感謝と敬意を表したいと思います。

さらに嬉しいことは、全国大会で優勝、準優勝を誇るラグビー伝統校「大分舞鶴高校」を母校とする私にとって、ラグビー人気の高まり、にわかファンを含めてのファンの急増、初めてラグビーのルールを知った人が異口同音に発する「こんなにもラグビーは面白く、迫力満点のスポーツだったのか。もっと早くからラグビーのことを知っておけばよかった。もっと見に行っていればよかった」といったラグビー応援初心者のコメントです。
恐らく、ラグビーワールドカップ開催前の10倍はファンが増えていると思います。

勿論、日本チームの予選4連勝、それもアイルランドやスコットランドなど強豪国に堂々と真向勝負して勝ちあがった実績、そして、激しい、まさに身体を張ったタックルや、一歩でも1センチでも前に進もうとする姿が見る人々を感動の渦の中に引き入れるのだと思います。日本チームの素晴らしさは、何よりも攻めの守り、攻撃的なデイフェンスにあると思います。南アフリカ戦でも、この攻撃的なデイフェンスが貫かれる限り、必ず勝利してくれるものと信じています。

一方、残念だったことは、ワールドカップ大会史上、初めて試合が中止になったことです。自然災害が多発する日本を象徴する出来事となりましたが、混乱を広げない賢明な判断であったと評価しています。中でも、釜石市での開催中止は、関係者、市民の方には断腸の思いだったことでしょう。しかし、その後、カナダチームが、被災地の片づけを手伝ったことが世界中に報道されるなど、国際大会を開催することの意義が、鮮明に記憶されることになりました。

台風19号の大きな傷跡が残る中で実施される決勝トーナメントでは、豪雨、浸水被害地域でご苦労されている被災者のみなさんを含む日本中に、再び「あの感動」をもたらしてほしいと思います。

頑張れ!ニッポン!

吉良州司

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