吉良からのメッセージ

2022年11月9日

閑話休題 昨夜、皆既月食を眺めていました

国会では総合経済対策を含む補正予算審議が近づく中、また、地元大分では来年の統一地方選挙の話題が多い中、更には、米国中間選挙の投票結果が判明しようとしている中、チコちゃんに「ぼーっと生きてんじゃねーよ」と叱られそうですが、閑話休題、昨夜の「皆既月食」を眺めながら、あれこれ考えていたこと(といっても政治のことではなく宇宙のことです)をお伝えします。 日本全国で見ることができたようですが、昨夜の皆...続きを読む

2022年10月30日

外務委員会質問に立ちました。日米貿易協定、TPP、国連安保理改革

ご無沙汰お許しください。 最近は、来年の統一地方選挙の関係で来訪や問い合わせ等が殺到しており、なかなかまとまった時間を取れない日々が続いていました。 そんな中、先週金曜日(10月28日)久しぶりに外務委員会の質問に立ちました。日米貿易協定の改正という法案(条約改正)審議でしたので、同改正案と、関連する外交課題につき質問しました。以下、その概要をお伝え致します。 まず、「質問要旨かつ質問通...続きを読む

2022年9月26日

安倍晋三元総理の国葬に参列します

明日、安倍晋三元総理の国葬が催されますが、国論が二分される中、私は粛々と参列します。 何故、安倍元総理が国葬対象となるのか、税の投入もある中、国会の審議も経ずして閣議決定だけで決めてよかったのか、といった手続き論の問題について私自身大きな問題意識を持っています。 また、安倍晋三元総理の実績については、功と罪があり、罪が大きいと多くの国民が判断しているからこそ、国論が割れています。本来なら国...続きを読む

2022年9月1日

ゴルバチョフ氏の逝去に思う

ゴルバチョフ元ソ連大統領(というより、私にとっては、ソ連共産党書記長の方が印象深いのですが)が逝去されました。深く哀悼の意を捧げ、ご冥福をお祈りします。 ゴルバチョフ氏がソ連の最高指導者、共産党書記長になったのは1985年3月ですが、それ以前から若きエースとして注目されており、私自身も強烈な関心を持っていました。書記長就任後は「おっかけ」と言われてもおかしくないほど、ゴルバチョフ氏の情報をか...続きを読む

2022年8月28日

サハリン2対応で示された、国から民間企業への「要請」について思う

ロシア極東LNGプロジェクト「サハリン2」は「サハリンエナジー」社(露ガスプロム50%+1株、英シェルが27.5%、三井物産12.5%、三菱商事10%)が運営していましたが、ウクライナ侵攻後に日本政府(および英国等西側諸国)が対ロシアに非友好的対応をしているとして、ロシア政府は新たな運営会社「サハリンスカヤ・エネルギヤ」を設立し、既存外資に対して、新運営会社への出資継続の有無を突き付けていました。...続きを読む

2022年8月1日

ウクライナ戦争前からはじまっていた世界の分断

吉良州司です。 長期のご無沙汰、お許しください。 この間、参議院選挙では、4期目に挑戦した足立信也参議の応援ありがとうございました。結果は残念でしたが、みなさんのご支援に心から感謝しています。 また、コロナに感染してしまいました(PCR検査結果陽性)。昨日10日間の自宅療養期間を終えて今日から自由の身となりました。3回のワクチン接種をしていたのですが、感染当初は、喉は痛い、高熱は出る...続きを読む

2022年7月8日

安倍晋三元総理のご冥福を祈ります

安倍晋三元総理が凶弾に倒れ、残念ながら逝去されました。何とか回復してほしいと願っていましたが、それも叶わず、今は心からご冥福を祈るばかりです。 民主主義の根幹である選挙の最中に起こされた卑劣な蛮行は断じて許せません。 今、参議院議員選挙で戦っている候補者は、暴力に屈しないことを示すため、そして、日本の民主主義を守るためにも、明日最終日には与野党関係なく、精力的に遊説活動をやってもらいた...続きを読む

2022年6月2日

新次元の東西冷戦 その1 インドのしたたかな戦略的外交

前回のメッセージでは、バイデン大統領の訪日を題材として、バイデン大統領発言の軽率さ、および、今現在の状況が将来に亘って続くわけではない「無常」についてお伝えしました。読者の中には、日本の中世における「無常」は多分に仏教的、輪廻的概念であり、現在の国際情勢の今後についての譬えとしては相応しくないと感じた方もいらっしゃるだろうと思います。それはその通りですが、現在の状況が今後も継続するとは限らない、と...続きを読む

2022年5月28日

バイデン大統領の訪日に思う(ウクライナ後の世界を生き抜くために)

長いご無沙汰お許しください。この間、ウクライナ情勢の推移や各国の対応を見守りながら、あれやこれや考え続けていましたが、なかなか頭が整理できませんでした。 最近のウクライナ関連報道は軍事的な戦況情勢分析が主流ではありますが、私が最初の頃に発信していたウクライナの歴史的、民族的背景などについてもかなり詳細に伝えられるようになっており、ウクライナ問題を論じる大前提の事実認識は共有できるようになって...続きを読む

2022年4月8日

ウクライナ問題を一度立ち止まって考える

これまで、ウクライナ・シリーズを11回までお目通し戴きましたが、私がこれまでお伝えしてきたことを一度立ち止まって振り返りたいと思います。 まず、私はこれまで次のようなことを主張してきました。 1.最優先は何の罪もないウクライナ国民の一人でも多くの命を守ること 2.そのために、ロシアに軍事侵攻させないこと、(軍事侵攻後は)1日も早い停戦を実現すること 3.停戦のためには、相手が残虐非道な...続きを読む

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