吉良からのメッセージ

2025年4月11日

トランプ関税が示す「資本主義の限界」と「民主主義の機能不全」 その1

今、世界を揺るがしているトランプ関税の我が国と世界に及ぼす影響について、また、トランプ大統領を産み出した原動力が米国内の格差拡大による貧困白人層の不満であること、その現象は米国に限らず世界各国においても、貧困不満層が移民排斥を掲げる極右政党などポピュリズム政党の躍進の原動力となっていること、について私の考えるところをお伝えします。 更には、これらの根本原因は、分断社会を生じさせる現行資本主義の限...続きを読む

2025年3月25日

ロシアによるウクライナ侵攻前からの吉良州司の切なる訴え 議事録含む

ウクライナ戦争の早期停戦を目指して米国トランプ大統領が活発に動いており、インフラ関連施設への攻撃を禁止するといった、枝葉(えだは)のことは合意できそうですが、一番肝心のロシアが占領している東部南部4州およびクリミアの主権問題、帰属問題については(報道によると)触れられていないようです。ウクライナのNATO加盟問題は米国が否定的であることも報道されています。 この占領地域の帰属問題とNATO...続きを読む

2025年2月24日

現状に照らした停戦条件を考える ウクライナへのロシア侵攻から3年 その3

前回、前々回のメッセージは3年前に提示した停戦合意を再度お読み戴く内容でしたが、侵攻から丸々3年目の今日のメッセージは、ウクライナ東部(ドネツク州、ルハンシク州)南部(ヘルソン州、ザポリージャ州)のかなりの領域が既にロシアに占領されていること、前線はロシアがやや優勢の中で膠着していること、トランプ政権誕生によりこれまで通りの米国支援(軍事指導、武器供与、資金援助、等)が大きく減退する可能性があるこ...続きを読む

2025年2月23日

ウクライナへのロシア侵攻から3年 停戦条件について考える その2

前回のメッセージではロシアによるウクライナ侵攻から11日後に執筆した「停戦条件」を盛り込んだ回顧メルマガを中心に、トランプvsプーチン会談で話し合われるであろう停戦合意を見守って戴きたいとお伝えしました。 ロシアによるウクライナ侵攻から明日で丸々3年に発信する本メッセージにおいて、ロシアによるキエフ侵攻・制圧が失敗した後、ロシアの関心が南部諸州の占領に移ってくるだろうから、占領される前に停戦...続きを読む

2025年2月23日

ウクライナへのロシア侵攻から3年 停戦条件について考える その1

明日2月24日にはロシアによるウクライナ侵攻から丸3年となります。 トランプ米国大統領が露プーチン大統領と直接会談して、早期停戦を目的とした具体的な停戦条件について話合うことになりそうです。その条件は、恐らく私が侵攻直前から1か月半の間に鬼のように発信した11本のメールマガジン「ウクライナ問題を考える」シリーズで提起していた内容に近いものになると思っています。 それゆえ、最近は懐古的、回顧的メ...続きを読む

2025年2月7日

22年前に執筆した「デフレに思う」 その2

予告通り、22年前の「吉良州司と元気な大分」のホームページに掲載した「デフレに思う」の後半部分(その2)を掲載します。 「デフレに思う」後半 5.地価下落は、長期的視点に立った時、そんなに悪いことか?「今、持たざる者の視点」も必要では? 現在のデフレ退治論、インフレ期待論は既に土地を持っているもの、既に資産を持っているものからだけ見た「持てる者の視点」だと言えます。 この先、そ...続きを読む

2025年2月5日

22年前に執筆した「デフレに思う」 その1

予告通り、22年前の「吉良州司と元気な大分」のホームページに掲載した「デフレに思う」の前半部分(その1)を掲載します。 デフレに思う 今、デフレ対策、デフレ退治という言葉が毎日のように新聞を賑わせていますが、日本経済新聞の特集記事の中に、「デフレの進行を多角的な視点から捉え、その原因を不良債権問題だけに求めず、より広い視野、即ちグローバリゼーションや技術革新などの視点から捉える必要性を...続きを読む

2025年2月3日

22年前に執筆した「失われた10年とは何なのか」

前回のメッセージ「米国第二次トランプ政権誕生に思う その1」に続いて「その2」をお伝えするつもりでした。 しかし、「吉良州司ホームページ」を大きくリフォームするための内部議論の中で、今から22年前の大分県知事選挙出馬に備えて作った「吉良州司と元気な大分を創る会」のホームページに掲載した「失われた10年とは何なのか」および「デフレに思う」の内容を是非、読者に読んでもらいたい、読んでもらおうというこ...続きを読む

2025年1月21日

米国第二次トランプ政権誕生に思う その1

遅ればせながら新年おめでとうございます。 ご無沙汰お許しください。孫たちの来襲、地元での新年行事対応、その後も体調も芳しくない状態が続くなどして、新年挨拶もしていなかったことご容赦願います。 通常国会開会を24日今週金曜日に控え、昨日あたりからようやく体調がよくなってきたところです。 昨年は総選挙でのご支援をはじめ、応援戴きありがとうございました。今年もよろしくお願い致します。 年末年始は...続きを読む