吉良からのメッセージ

2023年12月13日

キックバック問題と業界主権政治

本メッセージは、現在国民の政治に対する信頼を失墜させている派閥パーティー収入の一部が所属議員にキックバックされている問題につき、また、自分自身のことにつき、率直にお伝えしたいと思います。 1.松野博一官房長官不信任決議案が否決 昨日、立憲民主党から提出された松野博一官房長官不信任決議案が否決されました。早ければ数日以内に更迭されるであろう松野官房長官を事実上「信任する」との投票行動を取...続きを読む

2023年11月27日

行き過ぎた円安是正こそ物価高対策の本丸と主張 予算委員会にて

11月24日金曜日の予算委員会締め括り総括質疑にて「行き過ぎた円安是正こそ最良の物価高対策」と主張し、その実現を岸田総理に迫りましたので報告します。以下は委員会における質問内容です。総理の答弁はお決まりの官僚答弁の域を出ないので割愛します。 1.物価高の根本原因である行き過ぎた円安の是正が必要 現在、物価高対策として議論されている所得減税も、給付も時間差を経て将来的には必ず国民負担...続きを読む

2023年11月20日

「ウクライナ戦争を含む旧ソ連内の紛争はソ連崩壊時の大混乱の修正過程」 ウクライナ戦争の停戦に向けて

1.ウクライナ戦争を含む旧ソ連内の紛争は「ソ連崩壊時の大混乱」の結果生じた、現ロシアが容認できない状況を力任せに一方的に修正しようとする過程 前回のメッセージの後段において、ソ連崩壊当時、本来ソ連邦構成共和国の中で盟主であるべきロシア共和国(ロシア)の国力低下により、盟主としての役割を果たせなかったことが、現在進行中のウクライナ戦争など旧ソ連圏内の紛争の原因になっているとお伝えしました。 ...続きを読む

2023年11月14日

「民族とは何ぞや」 ウクライナ戦争の停戦に向けて

1.何故、「民族とは何か」の認識が必要なのか ウクライナ戦争の停戦条件を考える際、「民族とは何か」ということについて考えてみたいと思います。 何故なら、停戦交渉開始段階の条件として、双方は下記を求めます。 1)ウクライナ側はロシアが侵略し併合した全てのウクライナ領土の全面返還とロシア軍の即時撤退。 2)一方、ロシア側はウクライナの軍事的中立化(中立国化)、および、クリミア半島と軍事...続きを読む

2023年11月10日

ウクライナ戦争の停戦に向けて 「ロシアークリミア回廊を占拠された苦い教訓」「ハマス・イスラエル戦争に対する見解」

前回のメッセージにおいて、ウクライナ戦争停戦の必要性につき、序章的な説明をさせてもらいました。 読者の誰もが「吉良さん、停戦が必要なんて表面的なことは、誰にもわかっているよ。しかし、実際の停戦条件を詰めていくとなると、双方の主張が平行線をたどり、とてもじゃないけど停戦なんてできるわけがないよ。何よりも極悪非道のプーチン相手に何かを譲る妥協なんてできないよ。不正義がまかり通る世界にしてはならな...続きを読む

2023年11月6日

ウクライナ戦争停戦の必要性 ~世界の平和と安定が日本の国益であり、物価高対策にも資する~

去る10月30日予算委員会の基本的質疑において、「ウクライナ戦争停戦に向けての日本外交」というテーマで質問に立ちました。 時間配分があまりに下手であったと反省しきりの質問ではありましたが、少し長くなった冒頭の前置き部分は、ここでは説明を割愛しますが、自分なりに発言しておくべきとの確信犯でしたので、テレビ前で応援してくださった方々には心配かけて申し訳ないと思いますが、ご容赦ください。 1.ウ...続きを読む

2023年6月8日

ウクライナのダム破壊に思う 一刻も早い停戦を

ウクライナのヘルソンにおいてダムが破壊され、人為的大洪水により人々の生活が壊滅状態になっています。 私は2022年3月8日のメールマガジン<ウクライナ問題を考える その4 停戦合意の条件>の中で次のように訴えていました。 『<中略>戦前、中国からの撤兵さえコミットすれば、米国との戦争を回避できたのに、軍部の暴走を止められず、あまたの犠牲者をだして国土も焼野原になってしまいました(因みに、A...続きを読む

2023年5月26日

5月31日外務委員会の質問通告 防衛費倍増の是非、G7広島サミット、核軍縮

G7広島サミットは内外マスコミの評価も概して好評な中で幕を閉じました。一見成功したように見えるG7広島サミットですが、私には、ウクライナのゼレンスキー大統領の来日を原因として、本来、今回のG7広島サミットで目指すべきであった、停戦合意への第一歩が印されなかったことを含め、決して納得のゆくものではありませんでした。 このような問題意識を持ちながら、来週水曜日の5月31日の外務委員会で質問に立ち...続きを読む

2023年3月7日

電力逼迫問題 その4 核融合発電への期待

エネルギー安全保障・電力逼迫問題のシリーズ第4弾です。2023年2月2日付メルマガ「エネルギー安全保障 電力逼迫問題 一度立ち立止まって考える」において、私の基本的な考え方を既に簡潔にまとめてお伝えしています。 <エネルギー安全保障 電力逼迫問題 一度立ち立止まって考える。はこちらから> その最後の章において次のように持論を展開しています(以下は要約)。 「目指す到達点(地域内スマートグ...続きを読む

2023年2月25日

ロシアによるウクライナ侵攻から1年に思う

ちょうど1年前の今日2022年2月24日(執筆時)、ロシアによるウクライナ侵攻が始まりました。今現在全く出口の見えない、泥沼化する戦争を深く憂慮しています。 1.軍事侵攻前から戦争回避のための具体的提案をしていた 私は、ロシアによる軍事侵攻前から、その暴挙を何とか回避できないかとの問題意識を持ちながら、2022年2月3日の予算委員会(NHK放映はない)や2月16日の予算員会分科会におい...続きを読む

次へ>>