主張・政策論

2004年6月23日

元気と安心に満ちた大分を創りましょう!

みなさん こんにちは。

吉良州司です。

今回は昨年の衆院選を契機に一挙に訪れた二大政党制の時代に入って、初めての参院選挙です。残念ながら今回の選挙の結果すぐに政権交代ということにはなりませんが、今回参議院で民主党をはじめとする野党勢力が与党に勝利し、大幅に議席を伸ばすことで次回やってくる総選挙では政権交代が必ず実現します。この政権交代を実現させる為の重要な布石として今回の参院選は位置付けられ、55年体制の亡霊を打破し、日本の戦後政治を劇的に変えるきっかけとなるものなのです。

先の国会では、総理の言う「痛み」に耐え続けている国民に対して、政府与党は何をしたのでしょうか。

内政、特に年金改革では、国民負担を上げ、給付を下げるという小手先だけの変更をごり押ししました。国民年金の空洞化の問題や、将来にわたる制度設計の問題、さらにはグリーンピアや公用車・職員宿舎等への年金資金の不正流用問題などを素通りして法案の強行採決を行ったのです。政府与党には、もはやこの国に、国民に安心をもたらす施策はありません。官僚が年金法案成立前に、明らかに法案にとって不利になる出生率低下の試算を隠し、後からそれを聞いてうろたえる。そのような、官僚に言いなりの政府与党にこの国を託していいはずがありません。

外政では、国会の会期の最終盤にきて小泉総理は自衛隊の多国籍軍参加を表明しました。残念ながら一番はじめにそれを聞いたのは、日本国民ではありませんでした。この様な重要な問題を、アメリカの大統領にまず表明する。国民を、そして国民の信託を受けた国会を軽視、あるいは無視しているとしか思えない行動です。これこそが、国民でなく、アメリカにのみ目を向け対米追従を続けてきた政府与党の真の姿であるといっても過言ではありません。

小泉総理が誕生した時、私吉良州司も含めて多くの国民が改革への期待に胸を膨らましました。しかし、残念ながら威勢のいい小泉節も日を追うごとに鳴りを潜め、抵抗勢力に飲み込まれ、「改革」という掛け声倒れに終始する狼少年の寓話のような政権になってしまいました。「この国を想い、この国を創る」素晴らしいキャッチフレーズではありますが、その背景に、アメリカばかり追いかけて「国民を想い、国民に資する」気持ちが感じられない政権与党では、このキャッチフレーズも虚しく響きます。

総理は北朝鮮による拉致被害者の問題では、年金未納問題から国民の目をそらすために訪朝を行い、拉致問題を政治の道具として利用しました。今回の年金法案強行採決にしても、社会福祉制度改革の党を自認する公明党との連立の枠組みを最重点におき、本質的な議論を全く行わずに与党の論理を押し通しました。この様な国民不在の、政府与党のエゴが渦巻く現在の政権では日本の未来は描ける訳がありません。今、まさにかつての期待が失望へと変化するなか、この様な政権を存続させていい理由はどこにも見当たりません。今こそ民主党をはじめとする野党を勝利させ、政権交代を求める国民の強い意志を、明確な形で表明することが必要なのです。

野党が勝利するには、全国の選挙区で27ある一人区での勝敗が鍵を握ることになります。ここ大分もその一人区の一つです。民主党、自民党双方から最重点選挙区として位置づけられている大分で勝利することこそ、今回の選挙の真の勝利を意味します。その大分県選挙区では、私の親友である足立信也氏が民主党公認で立候補いたしました。彼は、医師であり、常に医療を通じて患者に安心をもたらしてきた人物です。「足立信也と安心な日本を創る会」の代表である足立氏は、医療のプロとして、今の日本に、そして将来にわたって日本に必要不可欠な、安心を創造するという活動を行ってくれるはずです。私吉良州司をご支援してくださった皆さん、私への強力なご支援も然ることながら、足立信也氏にもお力を貸していただき、足立と吉良の二人が元気と安心に満ち溢れた大分を、ひいては日本を創るために働く機会を与えてくださいますようお願いを申し上げます。私も17日間の選挙戦をともに精一杯戦う所存です。

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