民進党代表選挙 前原誠司氏支持を決断
現在、民進党代表選挙が行われていますが、悩みに悩みぬいた結果、前原誠司候補を支持することを決断しました。
本ブログを通して、党員・サポーターのみなさんをはじめ、ご支援いただいているみなさんに私の決断についてお伝え致します。
まず、今回の代表選挙が信任投票ではなく選挙が行われたこと、玉木雄一郎氏も加わっての3人の戦いになったことは非常によかったと思っています。
特に、蓮舫氏、前原氏はこれまでの実績、活躍から多くの国民にその名が知られていますが、玉木氏は玄人の間では若手の有望株として広く認知されているものの、一般には知名度が低かったと思います。それだけに、次世代の有力政治家を多くの国民に知ってもらうこと、民進党にはまだ無名ながら将来を嘱望される政治家がいるということを知ってもらう大きな効果があると思います。
悩みに悩みぬいた理由は、各々の候補とも「何をもって現在の民進党の代表にふさわしいか」という切り口によって、どの候補もその任にふさわしいと思ったからです。
大激戦の末、僅か1090票差という僅差で大接戦を制した先の参院選大分選挙区。蓮舫さんは、ここ一番の勝負どころ中心に4回も応援に駆け付けてくれ、足立信也の勝利へと導いてくれました。大衆を引き付けるその演説は天賦の才能としか言いようのない、抜群の輝きを放っていました。
「全てダメだった」とまで批判される民進党にもう一度国民の関心と期待を持ってもらうためには、そして「民進党は生まれ変わった」と思ってもらうためには、蓮舫さんが持つ新鮮さと大衆を引き付ける魅力あふれる人間性がいまほど必要な時はないと思います。
玉木雄一郎さんについては、次世代の豊富な人材をアピールしていることに対する感謝は勿論ですが、なんといっても「こども国債」政策を高く掲げて、私自身が1丁目1番地と位置づける「将来世代への投資」を最優先政策に掲げていることを高く評価しています。民進党の次世代リーダー候補が「将来世代最優先の政治」を掲げて国民に訴え続けていくことを大歓迎したいと思います。
前原さんについては、「今政権を担った際の総理」としてもっともふさわしいと判断するものです。世間一般では、「民進党が再び政権を取ることはありえない」否「民進党に政権をとらせてはならない」という厳しい意見があ
ります。
穏やかな意見でも「仮に再度政権交代があるとしても、早くて次の次、あと10年から15年はかかる」という見方が大勢です。しかし、自民党に次ぐ国政第2党として、また野党第1党として、常に次の政権を担う覚悟と準備が必要です。アベノミクスが破たんして、我が国の経済社会的危機が目の前に迫ってくるかもしれません。
その意味で、今回の代表選挙は次の総理を選ぶ選挙だという深い認識が必要です。その次の総理にもっともふさわしいのは前原さんだと思います。
前原さんの旧民主党時代の代表としての経験と反省、民主党政権時代の政権幹部、国交大臣、外務大臣としての経験と反省が次期総理として必ずや活きてくると思っています。
また、政策の詳細には立ち入りませんが、現実的な外交安全保障政策は吉良州司のそれと方向性を一にします。政権を担う如何なる政党も外交安全保障政策は現実的であらねばなりません。
経済社会政策について前原さんが訴えている「All for All」の考え方は私自身まだ消化しきれていませんので、更なる検証が必要ですが、格差の是正、人的投資、教育の機会均等の保障、税負担の公平感、充実した社会保障などは「All for All」政策に包摂されるか、その延長線上にあり、前原代表誕生の暁には更に深堀した政策にする必要があると思います。
党員・サポーターのみなさんには、ご自身の良心と信条に基づいて投票して戴きたいと思いますが、吉良州司の考え方も参考にして戴けると幸いです。
吉良州司