吉良からのメッセージ

2019年10月22日

即位礼正殿の儀への参列とラグビーワールドカップ日本チームへの感慨

本日は以下の2つについてお伝えしたいと思います。

1.本日、天皇陛下「即位礼正殿の儀」に参列
2.ラグビーワールドカップは残念な結果ながら、日本チームは本当によくやった

1.天皇陛下「即位礼正殿の儀」に参列

誠に光栄なことですが、本日、天皇陛下「即位礼正殿の儀」に参列しました。荘厳な即位礼でしたが、高御座から即位を宣言するタイミングで雨がやんだことは、まさに日御子(ひのみこ)の即位ならではのことと(実際には、偶然かもしれないのですが、必然のように思わせる)歴史と伝統を感じさせるに十分でした。
本日の「即位礼正殿の儀」の詳細な説明については、専門家の方がNHKはじめテレビで解説していますので、そちらをご覧いただきたいと思います。
今、世界の中で「皇帝」と称する王家は日本だけだと聞きましたが、この伝統の結晶のような荘厳な儀式を、米国CNNはなんと即位礼を30分近く生中継したそうですが、海外メデイアがどのように報じるのか楽しみです。

2.ラグビーワールドカップは残念な結果ながら、日本チームは本当によくやった

一昨日、ラグビーワールドカップ準々決勝、必死で応援しましたが、残念ながら日本は南アフリカに勝つことができませんでした。日本チーム「ブレイブ・ブロッサム」は本当によく戦ったと思いますが、9月6日のワールドカップ前壮行試合の41対7を今回の26対3へと点差を小さくしたことが、日本チームの成長と頑張りを物語っていると思いますが、どんなにひいき目に見ても地力の差は歴然でした。
何といっても、南アフリカのフォワードの大きさと強さは圧倒的でした。特に目立ったのは、モールの強さと上手さ、デイフェンスの出足の速さ、鋭さ、強さです。あれだけのプレッシャーをかけられては、日本チームがどんなに頑張っても手も足も出ません。日本チームの最大の武器である、両ウイング(松島幸太郎と福岡堅樹)のスピードは、両選手とも小柄軽量であるがために、身体を持ち上げんばかりの南アフリカの鋭いタックルにより完全に封じられてしまいました。キックもプレッシャーをかけられていることもありますが、有効なキックはほとんどありませんでした。南アフリカとしても前回4年前の雪辱がありますので、その地力の強さに加え、日本チームをよく研究し、その勢いを封じるための万全の対策を実践していました。南アフリカの強さと万全の対策に敬意を表し、日本の分まで頑張って優勝してほしいと思います。それにしても予選段階ではありますが、この南アフリカに勝つニュージーランドの強さ、本当にすごいと思います。
日本チームのワールドカップは終わりましたが、この1か月間、日本中を感動に包み込んでくれた、チームと選手のみなさんに、心からお礼を言いたいと思います。また4年後を目指して「頑張れ、ニッポン!」
ただ、ワールドカップそのものは、準決勝、3位決定戦、そして決勝とまだ4試合を残しています。11月2日の決勝戦まで日本国中で盛り上げ、日本大会が成功することを願っています。

吉良州司