吉良からのメッセージ

2021年4月12日

松山英樹選手マスターズ制覇と池江璃花子選手の東京五輪出場を祝します。そして吉良州司は左足くるぶしを骨折です

快挙です。日本時間の今朝8時ころでしょうか、松山英樹選手が日本人で初めてゴルフ世界最高峰のマスターズを制しました。私も早朝4時からテレビで応援していました。前半は感嘆するプレーの連続で、一時は5打差までリードしていて楽勝かと思っていました。しかし、ライバルの強豪達もさすがです。最後の最後まで粘りを見せます。また、松山選手も緊張していたのでしょう、後半の後半はミスが相次ぎボギーの連続、最後ははらはらドキドキしながらの観戦となりました。終わってみればわずか1打差での逃げ切り優勝。プレッシャーは相当なものだったと思いますが、その重圧の中で勝ち切れた胆力と技術は素晴らしい。この重圧の中で勝ち切った経験を活かして、今後メジャー優勝の常連となることを期待します。

一方、先週は池江璃花子選手の復活劇に日本中が感動に浸りました。水泳日本選手権出場4種目の全てに優勝。しかもバタフライ100mと自由形100mの優勝により、400mメドレーリレーと400m自由形リレーの二つの東京五輪出場切符を手にしました。病気と戦っている人、苦難に直面して時に心が折れそうになっていた人にどれほど大きな勇気を与えてくれたことでしょう。

多くの人が「このコロナ禍で東京五輪を開催していいのか、大丈夫か」と疑念を抱いていた(いる)と思います。私もその一人です。しかし、池江璃花子選手の五輪出場が決まった瞬間から「池江璃花子選手が東京五輪で活躍する姿を見たい」と思う自分がいるのです。日本全土にそのような人が大勢いるのではないでしょうか。

病気を克服した、否、(現在進行形で)病気と闘う一人のアスリートが、東京五輪への慎重論を一挙に期待感に変える。すごいことです。素晴らしいことです。池江璃花子選手の劇的な復活をみなさんとともに喜び、応援したいと思います。

さて、私はというと、先々週の土曜日にとある地元大分の体育館でバスケットボールのランニングシュートをやったところ壁に激突、左足くるぶしを骨折し、現在は松葉づえ生活をしています。
準備運動として、縄跳び早回し、二重跳び、さらには得意芸でもある「縄跳びしながらの反復横跳び」も披露し、「若い!」「身が軽い!」などとのおだてに気をよくしていました。意外性を持たれるのですが、娘たちの幼稚園の運動会もはりきり過ぎてよく怪我をしたものです。運動着を着て、運動靴を履くと気持ちが小学生に戻ってしまうのです。この運動着姿になると、はしゃいですぐ調子に乗ってしまう性格は大人になってからもずっと続いていて、それは63歳になった今でも変わりません(しょんぼり)。

準備運動の後、バレーボールのトス、バスケットコートでのドリブルや3点シュートなどを地ならしにやっていましたが、カッコいいところを見せようと、フリースローをやることにしました。5本投げて何本入るかです。最初は5本中3本、次は5本中4本入りました。もうダメです。「よっしゃ!まだやれる!」と高揚感がピークに達してしまい、昔は得意中の得意だったランニングシュートに挑戦してしまいました。不幸なことに、投げたあとそのまま壁に激突して、松葉づえ生活まっしぐらとなりました。
実はその日の本番は弟を相手にテニスのボレーボレー(テニスラケットでテニスボールを高速のバトミントンのようにノーバウンドで打ちあう技)をやることだったのですが、本番に至る前にむなしく沈没です。

自分のアホさ加減にあらためて嫌気がさし、仲間のみんなに申し訳ないという気持ちと後悔の念にさいなまれています。「時計の針を巻き戻すことができるなら」と思わずにはいられません。

しかし、「身から出た錆」という言葉があるように、全て自分の責任ですので、関係者にご迷惑をおかけするわけにはいきません。怪我の後の予定についても、基本的には変更することなく取り組んでいます。先週は、まだかなりの痛みが残る松葉づえ苦行の中、辞退することなく文部科学委員会と外務委員会の質問に立ちました。着座のままの質問の許可も戴きましたが、何とか起立して質問しました。今後も怪我による予定の変更はしないつもりです。
この先もし、松葉杖のままお会いすることになった場合には、アホなやつと笑いながら優しい言葉のひとつでもかけてやってください。

松山英樹選手や池江璃花子選手の希望溢れる活躍に比べ自分の怪我はマンガの世界ですが、今日は、この偉大なふたりのアスリートの大活躍を喜んでいることをお伝えするついでに、自分の怪我の報告をさせて戴きました。

吉良州司

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