吉良からのメッセージ

2021年10月16日

「基本政策」中、「誰もが、何度失敗しても何度でもやり直せる社会の実現」について

総選挙に向けた「基本政策」の説明シリーズの第3弾です。
今回は、「理念と基本政策」の中の「誰もが、何度失敗しても何度でもやり直せる社会の実現」についてです。

現在の日本社会には、長期に亘る経済停滞の中で、将来的にも安定した生活が続けられるのか心配だという将来不安が蔓延しています。そのため、自己実現に挑戦したくても、「失業」リスクが大きな壁として立ちふさがり、なかなか思い切って一歩が踏み出せません。
サーカスの空中ブランコで、「D難度技」に挑戦してみたいけど、落下したら死んでしまう条件の下では誰も挑戦しようとしません。しかし、しっかりしたセーフティーネット(安全網)が張られていれば、D難度どころか、E難度、F難度の技にも挑戦する勇気が湧いてきます。このように、安全網がなければ、挑戦心よりも恐怖心の方が優ってしまうのです。

仕事が辛いからと言って、すぐに転職を考えることと、より自分に向いている仕事、やりたかった仕事へと果敢な挑戦として転職すること、との線引きは非常に難しい問題です。しかし、日本社会にはびこる「転職や起業に失敗してどん底生活に落ちてしまうと二度と這い上がれない」との恐怖観念が、自分の夢に挑戦することや、自分がやりたかった仕事を探し続けることを阻んでおり、日本社会の活力を奪っています。

日本社会に活力を取り戻すためには、活力発揮の中心になる現役世代の「頑張る人が報われる社会」を取り戻すこと、そして、転職、起業などに挑戦した人が、何回失敗しても、何十回失敗しても、その失業中に「次」に挑戦するための学びなおしや自己投資・自己研鑽を積み続ける限りは、その間の生活を保障する制度が必要不可欠です。
多くの人が自己実現のために挑戦し続ける、そんな活力溢れる社会の実現に邁進したいと思います。

※基本政策の各論を動画で解説しています。
YOUTUBE「吉良州司チャンネル(政策編)」から、ご覧いただけます。

吉良州司