怒りが原点
みなさん、こんにちは。吉良州司です。
本日(12月2日)、いよいよ総選挙が始まりました。吉良州司は大分一区から立候補させて頂きました。
これから12日間、力の限り訴えを続けて参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
また、昨日のメルマガの配信後、本当にたくさんのご意見を頂きました。大きな期待をよせて頂いているのを感じます。すべてのメールにお答えすることは出来ませんが、今後、当メルマガやウェブサイト上で出来る限りお答えしていきたいと思います。
本日は、なぜこの時期に安倍政権が解散に踏み切ったのか、怒りを込めて私の思いをお伝えしたいと思います。
■国会議員の定数削減はどこへ行った?
11月半ばまで、私は(現政権が本当に国の将来を考えているならば)「1000%解散は無い」と言っていました。
圧倒的衆参多数を握っている自民党は、決めようと思えば何でもすぐに決められる状況です。地方の暮らし・庶民の暮らしを本当に良くしたいと考えているならば、地方創生大臣まで作ったのに、なぜ今解散をして政策実行を腰折れさせるのか。 解散の前にもっとやるべきことがあるはずではないか。
また、外交問題でいえば、11月のAPECで(あまり良い会談だったとは言えませんが)、久しぶりに日中首脳会談が実現し、悩ましかった日中関係に新しい一歩を記す兆しがみえました。
その直後に、(本人はそうは思っていないのでしょうが、理論的には)自身の地位が危うくなるかもしれない解散総選挙を行うなど、相手国からみれば失礼極まりない話です。
「本当に国、地方、国民のことを考えていれば、解散なんてするはずがない」私はそう言っていました。
もうひとつは国会議員定数削減についてです。
これは野田総理(当時)と安倍総裁(当時)の約束だったんです。
当時の野田民主党は、解散したら仲間が討ち死にするのは分かっていたんです。 それでも将来世代のために、消費増税をお願いしなければいけない。 だけどその前提は、国会議員が範を示して身を切り、そのうえで国民に痛みをお願いするということでした。
当時の民主党の若手議員は必死でした(もちろん、政権運営の稚拙さは痛切に反省していますが)。「国民に消費増税をお願いする時は、議員定数削減とセットでなければ承諾しない」と、全く選挙地盤のない若手議員が口を揃えて言っていました。自分の党が傷つき、自身の再選が遠ざかっても、国や将来世代のために、国民にとって痛いこともお願いする、国が豊かさを続けていくためにはそれが必要だと考えていたのです。
自分や仲間が当選できなくても国のためなら仕方ない。そういう熱い議論を交わしながら、議員定数削減とセットで消費増税をお願いして、総選挙に踏み切ったんです。
翻って今回の解散総選挙はどうでしょうか。自民党は圧倒的多数の議員を抱えながら議員定数削減に全く手を付けず、消費増税に踏み切り、仲間が一番多く帰ってくるタイミングをみて解散を決行しました。自分たちが生き残るため、「政党、議員の生き残りあって国無し、国民無し。」こんな政権に付き従っていいのでしょうか?
自分が犠牲になっても国や将来を思う気持ち。この気持ちこそがこれまでの日本を支えてきたと私は考えています。もう一度そのような日本をとり戻す。
今回の選挙は、そのために戦います。
吉良州司は選挙期間中も、これからの政治のあるべきすがた、政策の詳細について、皆さんにお伝えしたいと考えています。明日以降も、さらに政策の詳細に踏み込んだ内容をお伝えする予定です。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
吉良州司