吉良からのメッセージ

2014年12月13日

選挙戦を通じて気づいたこと

本日、12月13日の夜を迎えました。12日間の選挙戦を大いなる感謝とともに、無事終えることができました。今現在の気持ちをお伝えいたします。

■選挙戦を通じて気づいたこと

選挙というのは、言葉にできない、本当に特別なものです。
私が政治家になる前は、選挙の時に候補者が行う握手や挨拶なんて「わざとらしいパフォーマンスだ。」と思っていました。しかし自分自身が選挙を経験するようになって、それが間違いだったことを知りました。
ほんの数秒間、一瞬で、有権者は「頑張ってね! 応援してるよ! 期待してるよ!」というメッセージを伝えてくれるし、こちらは「必ず期待にこたえます!信じてください!」と伝える。そこには本当のコミュニケーションがあるのです。
握手した皆さんの気持ちは確実に伝わってきます。期待を受けた以上は責任を果たさなければ、と自覚します。
それはまさに真剣勝負で、決してパフォーマンスではありません。 握手は、選挙運動のなかで一番大事な行為だと思います。

今回の選挙戦を通じ、そのような握手や声、表情、皆さんのかもし出す雰囲気などから、大分の方々が日々感じていることが私に伝わってきました。

特に感じたのは、子育て中のお母さんやお父さんの気持ちです。「子どもたちの将来に負担を負わせたくない。この子たちのために尽くしてください。」とうメッセージです。
また、年金生活をされている方々や、いわゆる庶民と呼ばれる方々からは、「決して生活が良くなっていない。なんとかしてほしい。」と感じてらっしゃること。
こういった皆さんの気持ちは、握手の瞬間、そして演説中の皆さんのうなずき方から、確実に伝わってくるのです。

私は今まで政治家として、「依存ではなく自立。自己責任」といった政治信条を掲げてきました。悪平等を排し、頑張った結果大きな富を得る人が出ることも否定してきませんでした。
その信条は今でも変わりありませんが、一方で今回の選挙を通じて強く感じたことは、より貧しくなる人を出してはいけないということです。さらに、平等な機会が与えられない人たち、本人の責任ではない理由で(例えば、戦中戦後の厳しい時代を生きざるを得なかった方々や、バブル崩壊後の厳しい就職氷河期を迎えた方々等)報われない人たち、このような人たちの生活を底上げしなければいけないと、今まで以上に強く考えるようにもなりました。

そして、その人たちには再挑戦の機会が何度も与えられる社会こそ必要だという思いも強くなりました。

私の選挙に携わったすべての方に感謝し、選挙を通じて触れ合うことが出来たすべての方々にお誓い申し上げます。
普通の人が普通に結婚し、子どもを生み育てることができる社会を作ること。機会を平等に得られること。
これから私は政治家として、今回の選挙を通じて強く感じたこれらの考えをふまえ、今まで積みあげてきた国家のあるべき姿をいま一度見直し、新たに今日の日本社会に即したものに作り変えていきます。

吉良州司

※本日のメッセージは、映像でも配信しております。吉良州司の生の肉声を、ぜひご視聴ください!