吉良からのメッセージ

2015年1月1日

2015年新春ご挨拶

みなさん
あけましておめでとうございます。
吉良州司です。

よい年を迎えられたこととお慶び申し上げます。

昨年、特に年末の総選挙では、温かいご支援、誠にありがとうございました。
立場があって私を直接支援できなかったけれど、心の中では応援戴いていた方々を含め、ご支援戴いた全てのみなさんに心から感謝申し上げます。

年末の寒い時期にもかかわらず熱心にご支援戴きましたこと、あらためて深謝致します。

今年は巨大与党に立ち向かう1年となりますが、安倍政権と対峙することは、ある種(少し大袈裟に聞こえるかもしれませんが)文明史的な意義があると思っています。

自民党政権は戦後復興、高度成長期、その後の安定成長期を通して、産業を興し、育成し、貧しかった日本を経済的に豊かな国にすることに成功しました。しかし、20世紀最終版、21世紀の今日に至るまでは、失われた20年、バブル経済の生成と崩壊、その後遺症を最小限に抑えるための諸施策の実施とその副作用、人口減少や少子高齢化の進展により、日本国全体のマクロ経済的数字はいざ知らず、先進国・成熟社会にふさわしい豊かさを実感できているのは一部の限られた国民だけです。
そして、地方の衰退というわが国にとって最大の課題は全く解決できていません。また、都会で暮らす人々も表面上の収入は多くても、空間的ゆとり、時間的ゆとり、精神的ゆとりがなくなり、真の豊かさを実感できていないのではないでしょうか。
成熟社会にふさわしい真の豊かさを都市部にも、地方にももたらすビジョン、政策が今求められていると思います。

この文明史的課題に対して、自民党政権、安倍晋三政権は、かつての成功体験政策のオンパレードにより解決しようとしていますが、それには限界があります。否、限界どころか副作用が大きくなり、真の豊かさからどんどん遠ざかっていってしまう危惧を覚えてなりません。

今年は、真の豊かさを実感できる社会をどのように創っていくのか、みなさんとともに考え、それをビジョンと政策に繋げる年にしたいと思っています。

2015年がみなさんにとって素晴らしい年になりますようお祈り致します。

吉良州司